2月16日(水) 本日の授業風景
- 公開日
- 2011/02/16
- 更新日
- 2011/02/16
校長より
3年生・音楽の授業の様子です。 担当は、室谷先生です。
今日の授業は、合唱コンクールで歌う曲の練習が中心でした。
3年生の課題曲 「 大地讃頌 」 と、このクラスの自由曲 「 走る川 」 です。
朝一番の授業だったせいもあってか、室谷先生からは 「 朝ご飯をしっかり食べてこなかったのでは? 」 と、声量不足を指摘されていました。 また、「 発音の重要性 」 についても注意がありました。 例えば 「 ♪ 母なる〜 」 という出だしの部分をしっかり歌わないと 「 ♪ ああなる〜 」 に聞こえてしまうと … 。
個人的に私は、この 「 大地讃頌 」 が迫力ある合唱として聴く者の心に響くのは、その旋律もさることながら歌詞の果たす役割も大きいと思っています。
一例をあげれば、けっして長くはない歌詞の中で、「 命令形 」 が多用されている点があります。
「 大地を 愛せよ 」 「 土に 感謝せよ 」 「 大地を ほめよ 」 「 たたえよ 土を 」 「 母なる大地を たたえよ ほめよ 」 「 たたえよ 大地を 」 … 繰り返しも含めると、これらの命令表現が歌詞全体の中に占める割合は、非常に大きいのです。
重厚な旋律と、強い語調の歌詞 … 。 この両者がかみ合うことで 「 大地讃頌 」 という合唱曲の迫力は、2倍にも3倍にも増幅されるのだと思います。
室谷先生の助言どおり、次に音楽の授業のある日はしっかりと朝ご飯を食べてきましょう。 そして、今日以上に声量 ( 旋律 ) と 発音 ( 歌詞 ) とがかみ合った迫力ある合唱を聴かせてください。
校長 武田幸雄