2月9日(水) 本日の授業風景 ・ その2
- 公開日
- 2011/02/09
- 更新日
- 2011/02/09
校長より
2年生・保健体育(男子)の授業の様子です。 担当は、高橋先生です。
A・B組が、クラス対抗形式で試合を行っています。
制限時間でも決着のつかない接戦もあれば、開始直後に勝負が決まるいわゆる 「 秒殺 」 試合もあります。 また、二人で仲良くフォークダンスを踊っているのではないかと思えるような試合もありました。
( 写真・下 ) は、学年の中でも大柄な体格の○○君と△△君の試合です。
オリンピックや世界選手権などの大きな大会で 「 100kg超級 」 や 「 無差別級 」 といった重量級に見応えがあるように、○○君と△△君の試合もなかなかの迫力でした。
しかし、もともと柔道の基本理念を表す言葉に 「 柔よく剛を制す 」( じゅうよくごうをせいす ) という言葉があります。
柔軟でしなやかなものが、固くて屈強なものを制するという意味ですが、転じて 「 体の小さい者が、大きい者に勝つ 」 といった意味で使われます。
柔道だけでなくさまざまなスポーツにおいて、欧米人に比べ体格で劣る日本人は不利な面があることは否めません。 しかし、先人たちは、スピードやテクニック、そして何よりも 「 不断の努力 」 によってその体格差をカバーしてきました。
「 柔よく剛を制す 」 という言葉は、そんな私たち日本人にとって、心のよりどころとも言える言葉かもしれませんね。
校長 武田幸雄