学校日記

1月20日(木) 本日の授業風景 ・ その2

公開日
2011/01/20
更新日
2011/01/20

校長より

 2年生・社会(歴史)の授業の様子です。 担当は、島崎先生です。

 「 二度の世界大戦と日本 」 の学習で、今日は 「 広がる社会運動 」 を取り上げていました。 授業のキーワードの一つに、「 労働運動 」 がありましたね。

 昨日、日本経済団体連合会 ( 経団連 ) の会長と、日本労働組合総連合会 ( 連合 ) の会長とが会談しました。 これをもって、新聞やTVニュースは一斉に 「 今年の春闘 スタート 」 と報じています。

 「 春闘 ( しゅんとう )」 とは、賃金の引き上げや労働時間の短縮といった労働条件の改善について、労働者と使用者 ( 略して 『 労使 』 といいます ) とで行う交渉のことです。
 現代のわが国では、今日学習した 「 労働運動 」 の代表的なものと言えるので、時折新聞やニュースにも目を向けてみると良いでしょう。

 また、「 メーデー 」 という言葉も学習しました。
 これは、世界各国で毎年5月1日に行われる労働者の祭典のことでしたね。 5月に行われるので 「 May Day 」 です。

 皆さんは、外国映画などで、例えば飛行機が制御不能になるなどの緊急事態を知らせるとき 「 メーデー! メーデー! 」 と叫んでいるシーンを見たことはありませんか? なぜ、緊急事態が 「 メーデー 」 なのでしょうか?

 実はこちらの 「 メーデー 」 は英語の 「 May Day 」 ではなく、フランス語の 「 M’aider 」 という遭難信号を英語読みしたものなのです。
 したがって、「 労働者の祭典! 労働者の祭典! 」 と叫んでいるのではなく、「 助けて! 助けて! 」 と叫んでいるようなものです。
                                     校長 武田幸雄