学校日記

1月19日(水) 本日の授業風景

公開日
2011/01/19
更新日
2011/01/19

校長より

 2年生・数学(少人数)の授業の様子です。 担当は、天田先生 ( 写真・上 )
鶴丸先生 ( 同・中 ) 鈴木先生 ( 同・下 ) です。

 どのクラスも 「 確率 」 の学習に入っています。

 前の授業で実験した 「 画びょうを投げたとき、針のある面が上向き ( 下向き ) になる確率 」 や、教科書に載っている 「 その年の出生数のうち、男子 ( 女子 ) の生まれる確率 」 などを、計算したりしていました。

 「 確率 」 というと、数学の先生からは 「 ナンセンス 」 とお叱りを受けるかもしれませんが、私は以前 「 自分が、自分であることの確率 」 を計算したことがあります。

 ここで詳しい説明はしませんが、「 自分が、自分の両親から生まれた確率 」 「 自分の両親が出会い、結婚した確率 」 「 自分の両親が、ぞれぞれの両親 ( 自分の祖父母 ) から生まれてきた確率 」 など、さまざまな数値を掛け合わせていくのです。

 自分の祖先をどこまでもさかのぼることはできないので、3代前 ( 曾祖父母 ) までに限定しての計算でしたが、それでも天文学的数字になってしまいました。

 ありきたりな言い方ですが、自分が自分として今を生きているというのは 「 すごい 」 ことなのだと実感しました。 同時に、自分の周りにいるすべての人たちも同じように 「 すごい 」 存在なのだと気づいたとき、人と人とが出会うということはもはや 「 奇跡 」 なのだと思わずにいられませんでした。
                                     校長 武田幸雄