1月17日(月) 本日の授業風景 ・ その2
- 公開日
- 2011/01/17
- 更新日
- 2011/01/17
校長より
3年生・理科の授業の様子です。 担当は、中村先生です。
「 塩化銅水溶液の分解 」 について調べる実験に取り組んでいます。
これは 「 水溶液とイオン 」 に関する学習で、現行の学習指導要領には記載されていない学習内容です(当然、教科書にも載っていません)。 しかし、24年度より完全実施される新しい指導要領には、学習内容として明記されます。
以前にもご説明申し上げましたが、理科と数学には24年度を待たず、新指導要領を一部先取りして教える 「 移行措置 」 があります。 今日の実験は、その移行措置の一環として行われていました。
実験で確かめたいのは、塩化銅水溶液の色や、陽極側・陰極側の見た目の変化なのですが、一番盛り上がっていたのはなぜか 「 吸水ポリマーが、どれくらいの水を吸収できたか 」 でした。
吸水ポリマーがビーカーの外にこぼれないように、ぎりぎりの線までスポイトで注水していきます。 しかし、中には一度に大量の水を注水してしまった結果、吸水ポリマーがかき氷のように山盛りになってしまい、とうとうビーカーから溢れさせてしまう班もありました。
実験が盛り上がったのはよいのですが、陰極の表面についた物質や陽極付近から発生した気体の正体、さらには塩化銅水溶液の色が薄くなった理由など、きちんと確認できましたか?
校長 武田幸雄