学校日記

12月14日(火) 本日の授業風景 ・ その3

公開日
2010/12/14
更新日
2010/12/14

校長より

 3年生・国語の授業の様子です。 担当は、平野先生です。

 「 私と本 」 をテーマに書いた文章を、一人ずつ発表していました。
 「 自分にとって、本とはどういう存在であるか 」 「 読書によって得られたものは何か 」 「 これまでどんな本に感銘を受けたか 」 などを、原稿用紙1枚程度にまとめています。

 友達の発表を聴いているときは、「 声の大きさ 」 「 間のとり方・読む速さ 」 「 読書体験のわかりやすさ 」 「 意見の明確さ 」 の4観点を20点満点で採点します。

 中には身振り手振りを交えながら発表する人もいたりして、終始和やかな雰囲気の中で発表が行われています。 ただし、発表の内容は 「 さすが3年生!」 と思わせるようなレベルの高さで、私も驚くほどでした。
 男女各1名ずつ一部を抜粋して紹介します。

【 ○○くん 】
 僕は、本とは心の旅をするための乗り物だと思う。 なぜなら、本を開くと世界が広がり、本を読み進めることでその世界を旅することができるからである。 だから、本を読んでいる人は心の広い人が多い。

【 △△さん 】
 ( 『 不思議の国のアリス 』 について ) この奇想天外な作品に引きつけられ、世界中の人が笑顔になります。 国際会議の席上で、時々 「 アリス語 」 が飛びだして、ちゃんとみんなにわかるのだそうです。 この本を通して、私は学びました。 本は、時を越え、国を越え、人々をつなぐ重要な役割を果たすのだということを。
                                     校長 武田幸雄