学校日記

10月18日(月) 本日の授業風景 ・ その2

公開日
2010/10/18
更新日
2010/10/18

校長より

 1年生・国語の授業の様子です。 担当は、井上先生です。

 文法の学習で、ワークブックを使いながら 「 接続語 」 や 「 独立語 」 「 並立の関係 」 などを学習していました。

 よく 「 なぜ、普通に日本語を話せるのに、わざわざ文法を勉強しなければならないのか? 」 と尋ねる人がいます。 その問いに簡単に答えるならば、「 正しい日本語を身につけるため 」 です。

 今日の授業でも井上先生が 「 なので 」 という言葉を文頭で接続詞的に使うのは、正しい日本語として認められていないと説明されていました。
 「 みんな、使っていますよ 」 と言いたくなるかもしれませんが、みんなが使っているから正しいとは限らないのです。

 日本語には 「 話し言葉 」 と 「 書き言葉 」 があります。
 「 話し言葉 」 であれば、たとえ日本語として間違っていても、流行の言葉 ・ 若者特有の言いまわしとして認められることもあるでしょう。 あるいは、あまりにも多くの人が間違った使い方をしているために、いちいち間違いを指摘しなくなっている側面もあるかもしれません。

 しかし、「 書き言葉 」 は、そうはいきません。
 公的な文書を間違った日本語で書くことは許されないし、その人の教養や知性を疑われることにもつながります。

 正しい日本語・美しい日本語をしっかり身につけて、自分の考えを適切に伝えられるようにしてください。

 授業の最後には、百人一首を行いました。( 写真・下 )
 また、授業モニターの保護者の方も参観してくださっていました。
 ご協力、どうもありがとうございました。
                                     校長 武田幸雄