4月19日(月) 本日の授業風景
- 公開日
- 2010/04/19
- 更新日
- 2010/04/19
校長より
3年生・道徳の授業の様子です。
校長室から一番近いこのクラスの教室をのぞいたところ、担任の平野先生が黒板に 「 東京ディズニーランド 」 「 ウォルト・ディズニー 」 と書かれていたので、ディズニー好きの私としては、入らないわけにはいきませんでした。
1年間で1000万人以上の来場者 ( ゲスト ) を迎える東京ディズニーランド ( TDL ) では、毎日約7000人の従業員 ( キャスト ) が働いています。
そのキャストの中に 「 カストーディアル 」 と呼ばれる約600名の清掃担当者がいます。 彼らは、300人ずつ交代で、朝から晩まで15分おきに掃除を行っています。 中には、夜中の0時から朝の7時まで、広い園内をブラシで水洗いしたり、トイレ掃除を行ったりする 「 ナイト・カストーディアル 」 の方々もいます。
今日の授業では、その 「 ナイト・カストーディアル 」 の仕事を題材に、勤労の尊さと意義について考えました。
TDLの経営母体であるオリエンタルランドという会社に、会長 兼 CEO(最高経営責任者)を務めている 加賀見俊夫さん という方がいらっしゃいます。
何年か前のことですが、私がTDLを訪れたとき、ちょうど園内を歩かれていた加賀見さんにお会いすることができました。
気さくに握手や写真撮影に応じてくださいましたが、お忙しい中、少しでも時間があれば園内を歩いて、常に 「 ゲストの目線 」 でサービス提供のあり方を考えていらっしゃるとのことでした。
企業のトップから末端で清掃業務に励むカストーディアルに至るまで、徹底して貫かれたサービス精神が、「 夢と魔法の王国 」 を創り出す原動力となっているのですね。
校長 武田幸雄