学校日記

命の大切さを共に考える日の取組より(校長講話)

公開日
2022/06/09
更新日
2022/06/09

今日の出来事

6月9日(木)
今日は、横山第一小学校の「命の大切さを共に考える日」です。臨時の児童朝会をひらき、校長より講話をしました。
<講話の内容>一部省略
始業式や入学式の日に、横一の子供たちはこんな子供に育ってほしいというお話をしたことを覚えていますか?「よ・こ・い・ち」のキーワードの中で、今日は「い」いのちを大切にする子のお話をします。
さて、「4,204万8千回」この数字は何か分かりますか?これは、1年間に皆さんの心臓がどくんどくんと動く回数です。心臓は、1分間に平均して80回位動くそうです。だから1年間にすると、心臓は約4,204万8千回動いているそうです。1年生は6歳ですから、2億5千万回、6年生は12歳ですから、約5億回、生まれたときから、心臓は休みなく動いているということになります。すごい回数ですね。こう考えると、自然に私は自分の心臓に、「ご苦労さん、ありがとう」という気持ちになってしまいます。それと同時に不思議なきもちにもなります。それは、自分の心臓を自分で動かしているという意識がないということです。皆さんもそうですね。心臓を自分で動かしたり止めたりすることのできる人はいないはずです。心臓というのは何かの力で動いているわけです。だから、私たちは、自分で生きているというよりも、何かに生かされていると感じることがあります。もちろん、自分でも「生きよう」とする意思は大切なことで、自分の命を粗末にしたり、大事にしない行動をしないことはもちろんですが、「生かされている」存在なのだと考えると、さらに、命を大切にした行動をしていかなければならないと改めて思うのです。自分の命の大切さをよくわかっている人でも、病気という自分の意志ではどうにもできないことにより、命を失ってしまうことがあります。「生きたい」という希望をもって病気と闘っている人たちにとって「命を無駄にする人」がいることが、どんなに悲しいことか、どんなにつらいことか・・・また、ときどき、友だち同士の会話の中で、友だちを傷つける言葉が聞こえてくることがあります。また、馬鹿にするような行動をしたりからかったりする行動をする人も見かけることがあります。このような言葉遣いや行動をする人は、「命を無駄にする人」と同じように、「命を大切にしない人」だなと残念な気持ちになります。そうした言葉や行動で人を傷つけることは、決して許されることではないのです。自分の命を大事にすることはもちろん、自分の周りにいる仲間やまわりの人の命も大事にする行動や言葉遣いをしていって欲しいと思います。自分の命、まわりの人の命を大切にして、一日一日をみんなが楽しく過ごしていってほしいなと思っています。最後に、皆さん一人一人は、かけがえのない大切な人です。お家の方はもちろん、先生方も地域の方も皆、皆さんが大好きです。だれもが命を大切にする横一小の子どもたちであってほしいと心から願っています。