命の大切さを共に考える日の取組より(月曜朝会)
- 公開日
- 2020/06/15
- 更新日
- 2020/06/15
今日の出来事
6月15日(月)
みなさん おはようございます。
3月2日に臨時休校になってから3か月半。ようやく学校をスタートさせる目途が立ってきて、今日を迎えることができました。
この3か月の間、学校ホームページや学校だよりでみなさんにいろいろなことを発信してきました。
その中で、4月13日に、横一の子供たちがこんな子供に育ってほしいという学校の目標のおはなしをしました。4つの子供の姿の中で一番大切なのは、「命を大切にする子」です。そして、みなさんが、外出をひかえ、がまんしていることは、自分の命を大切にするだけでなく、まわりの人の命も大切にしている行動だということを伝えました。
これまでの3か月半、みなさんは、自分の命だけでなく周りの人の命も大切にしようとしながら行動していたということです。とても素晴らしいと思いますし、本当によく頑張ったなと思います。だからこそ、今、こうして学校が再開できたのです。みんなの頑張りに大きな拍手を送ります。
さて、学校がスタートでき、本当にうれしいと感じている人が多いと思います。先生たちももちろんそうです。この日を今か今かと待ち望んでいました。
しかし、中には、心配や困っていることがあって、気持ちが晴れないという人もいるかもしれません。心配事があって、安心して学校に登校することができない人もいるかもしれません。もしかしたら、友だちとの関係で悩み、つらい思いをしているかもしれません。勉強や習い事、お家のことなどで悩み、つらい思いをしているかもしれません。
もし、今、つらい思いをしているあなたへ、伝えたいことがあります。
その思いを「迷惑や心配をかけちゃいけない」とたった一人で胸にしまいこんでいませんか。そして、親や先生に心配かけてはいけないと思っているかもしれません。その悩みは一人で解決することができないことかもしれません。しかし、あなたは決して一人ではありません。あなたのことを大切に思っている人が、あなたの周りにはたくさんいます。お家の人、学校の先生、友だち、いろんな人があなたのことを大切に思っています。だから、どんなにつらいことがあっても、自分を大事にしない行動や命を大切にしない行動を絶対にしないでください。あなたがいなくなると、悲しむ人がたくさんいます。かけがえのないあなたを、あなたの命を大切にしてください。勇気を持って、あなたが信頼している人に相談してください。きっとあなたの話をしっかり聞いてくれるはずです。きっと助けてくれるはずです。
それから、周りにつらい思いをしている人がいると感じているあなたに、伝えたいことがあります。
感じているだけで何もしないのでは、つらい思いをしている人にとっては、何も変わりません。ちょっと勇気を出して、その人に、声をかけてください。話を聞いてあげてください。もし、声をかけることができなければ、先生やまわりの大人に必ず相談してください。あなたの行動で、その人が元気になることができるかもしれません。大切な命の輝きを取り戻せるかもしれません。
最後に、面白半分に友達をからかったり、仲間はずれにしたりしている人がいるとしたら、その人にも伝えたいことがあります。あなたが、からかったり仲間はずれにしたりしている相手は、どんな表情をしていますか。笑っていますか、悲しんでいますか。仮にその人が「やめて」と言わなくても、心の奥ではどんな気持ちになっているのでしょうか。あなたのその何気ない一言や何気ない行動によって、その人は悩み、苦しみ、場合によっては命を失うことさえもあるのです。今すぐ、そんな事はやめましょう。そして、自分の中にあるやさしい心に気づいてください。
学校は、誰にとっても安心できる場所、元気の出る場所だと、みんなに感じて欲しいと願っています。私達横一の先生たちは、そのために全力を尽くします。
これから、みんなで命の大切さを考えていきましょう。