学校日記

大学と連携した食育授業(5年)

公開日
2016/02/16
更新日
2016/02/16

今日の出来事

2月16日(火)
今日も、東京家政学院大学と連携した家庭科の授業が行われました。「食べて元気!ご飯とみそ汁」の単元の5・6回目。今日は、出汁とみそ汁の勉強をしました。最初は、我が家のみそし汁について発表します。みそ汁の中に入っている具材(実)をいろいろと考え、五大栄養素に分けていきます。栄養のバランスに気をつけながら実の取り合わせを考えるということを学習しました。
次は、家庭科室で出汁の味比べと、鰹節削り器を使った鰹節作りの実習を行いました。東京家政学院大学の生活デザイン科の教授、小口悦子先生から、鰹節の削り方について教えていただいた後、大学生に手伝ってもらいながら鰹節を削ります。最初は粉のようなものしか削れなかった子も、大学生のアドバイスをもらいながら徐々に上達する姿がありました。「上手!上手!」「よく削れてるよ!」励ましの声に、にっこり笑顔で答える子供たち。鰹節を削るという初めての体験を、どの子も本当に楽しんでいました。
出汁の飲み比べでは、「味がない・・・」「おいしくないよ・・・」と最初は顔をしかめている子もいました。そのだし汁にみそを加えたみそ汁を提供されると、子供たちの表情が一転。「おいしい!」「さっきの味とは全然違う!」出汁のパワーにみんなびっくりしている様子でした。最後のまとめでは、小口先生から出汁についてのお話を伺いました。「出汁は、それだけでは、その存在を主張はしません。でも、この出汁に他の素材を加える事によって、その素材を引き立てる役割をするのです」このお話には、みんな納得でした。振り返りシートには、「出汁の役割に気がついた」「自分でもみそ汁を作りたくなった」など、今日の充実した授業の様子が伝わる感想があふれていました。