2月17日(月)全校朝会を行いました。
校長講話「冬来たりなば 春遠からじ」という話をしました。
「夢を叶えるために今は努力をする時期。季節でいうと冬かもしれない。でも、冬の時期にすべきことをきちんと行えば、春という季節、皆さんの夢が叶うときが来ますよ。」というお話でした。(校長講話 ★ 追記 ★ をクリック)
代表委員からユニセフ募金の感謝状が協会から届いたので報告とお礼がありました。
朝会への集合も早く、お話も最後まできちんと聞けていました。
進学・進級の心構えが培われているのでしょう。
嬉しかったです。
追記
校長講話 「冬来たりなば 春遠からじ」
私は、夜星を見るのが好きです。夜に空を見上げると、最近は澄み切った夜空にオリオン座が またたいていています。
でも、冬の夜はすごく寒いです。
そうかと思えば、桜のつぼみがだいぶ大きくなってきました。
春も近づいていることが分かります。
さて、先生達の間では「行事で子供は育つ」そんな風によく言ったりします。
伸び盛りのみなさんは、運動会や展覧会、学芸会、音楽会など行事やイベントをきっかけに大きく成長することが多いからです。
9月末の運動会で、集団行動のすばらしさや大切さをを学びましたね。
みんなと力を合わせて頑張ること。
そして、それをやり切ったときの気持ちよさ。
努力して一生懸命取り組んだ人はみんな味わうことが出来たと思います。
「仲間と力を合わせる楽しさなんて感じなかったよ。」とか「俺は私は一人がいいんだ。」と言う人は、本気で取り組めていなかったのかも知れませんね。
「一人が良い」そう言う考え方もあるのでもちろん否定しませんが、集団で頑張るときは頑張れる人になって欲しいと思います。
運動会は毎年あるので来年の運動会では「仲間と頑張ることの楽しさ」を全員の人が味わって欲しいと思います。
6年生は中学校でもあります。
小学校の運動会とはまたひと味違った「青春!」という感じの体育祭があるので、そこで是非本気で取り組んで欲しいと思います。
展覧会や音楽会、学芸会などなどでは、それぞれの個性や才能を開花させてくれます。 本当に「行事で子供は育つ」だなあと思います。
でも、行事で皆さんが伸びるのは、ただ行事がそこにあるからでしょうか。
運動会だけで皆さんが成長するのなら、毎日運動会だけ小学校で行えば良いことになります。
違いますよね。私は、普段の地道な努力があるからこそであると確信しています。
先生方も皆さんに達成感をもってもらおうと漢字の小テストを毎日行う先生。
教室の掲示を工夫し、繰り返し学習できるようにしている先生。
毎日のように学級通信を書いて家庭との連携を図っている先生。
船田小には一日一日の取り組みを大切にする先生方がたくさんいます。
そして、先生方の指導を信じて、一生懸命に頑張る皆さんがいます。
先生のお話をしっかり聞いて、全力で頑張る皆さんがいます。
サッカー選手になりたくて練習を頑張っている人がいます。
練習のある日だけではなく、冬の寒い朝も早く起きてランニングしている人もいます。
勉強や夢に向かっての努力は「大変だなあ」と思うことがあるかも知れません。
もしかしたら、季節で言うと冬の季節なのかも知れません。
今は基礎を身に付けるときです。
心も体も知識もたくさん鍛え、身に付けます
最初に話したとおり桜のつぼみがだいぶ膨らんできました。
今は、つぼみに栄養を蓄える時期だからです。
冬の間 寒さにじっと耐え、養分を蓄えらた桜のつぼみは 春にきれいな花を咲かせることができます。
ここで、「冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ)」です。
意味は、寒くて辛い冬のあとには、暖かい春がやってくる。
今はたとえ辛く苦しくても、やがて明るく幸せなときはやってくるということです。
皆さんにとって朝早く起きること、漢字や計算の練習などこつこつと取り組まなければならないことは、冬の寒さのようにつらいことかも知れません。
しかし、努力は裏切りません。
自分の目標に向かって少しずつ取り組んでいることが、将来の自分を作る礎になります。
元になります。土台になります。
一日一日を大切に ちょっと頑張ればできそうな目標をしっかり定めて、生きて欲しいと思います。
いつか必ず来る春に、季節の春だけではなく、将来 夢を叶えるときと言う意味です。
大きな花を咲かせてもらいたい。
そんなふうに思っています。
そして、皆さんならきっとがんばれる。
さらには「大きな花を咲かすことができる」と思っています。
今日は 「冬来たりなば 春遠からじ」 大変だなあと思うことも頑張ってね!
頑張った人に 必ず春は来るからね と言うお話をしました。