吹奏楽の豆知識 2
- 公開日
- 2020/05/01
- 更新日
- 2020/05/01
吹奏楽部
吹奏楽の豆知識 Part3
こんにちは。3年生の先生から、家で自主練習に励んでいる、という人の情報をゲットしました。いいですね。1年生の皆さんは、まだ一緒に活動できませんが、もうすぐ楽しい毎日がやってきます。今日も豆知識で、吹奏楽についての理解を深めましょう。
豆知識 5 なんで吹奏楽の合奏で、「ド」の音をみんなで出すと、ぐちゃぐちゃな合奏になってしまうの?
こんな実験したことがありますか?ホルンとアルトサックスが一緒に「ド」の音をだすと、
すごいことになります。思わず耳をふさいでしまうかもしれません。それは、演奏者が下手、
ということではないのです。プロの人が吹いても聞きなくないな〜、って思うと思いますよ。
なぜなんでしょう?それは楽器によって「ド」の音が違うからです。
具体的に言うと、フルート、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバの「ド」はピア
ノの「ド」の音です。クラリネット、トランペット、テナーサックスの「ド」はピアノの「シ♭」の音です。ホルンの「ド」の音はピアノの「ファ」の音です。アルトサックス、バリトンサックスの「ド」の音はピアノの「ミ♭」の音です。
このようにそれぞれの楽器によって「ド」にあたる音が異なる訳です。だから合奏で全員が同じ音を出してほしいとき、「ドをだして」という表現は正しくありません。では、ドレミの代わりに、どんな音階を使えばいいのでしょうか?(*ちなみにドレミはイタリア語です)答えはドイツ語の「ドレミ」です。
豆知識 6 ドイツ語の「ドレミ」って何?
ドイツ語の「ドレミ」は ド=c(チェー) レ=D(デー) ミ=E(エー) ファ=F(エフ) ソ=G(ゲー) ラ=A(アー) シ♭=B(ベー)と言います。それぞれの楽器の「ド」にあたる音からフルートなどはc(チェー)管、クラリネットなどはB(ベー)管
ホルンはF(エフ)管、アルトサックスなどはEs(エス)管と呼ばれます。よくチューニング(音程をそろえる)の時に指揮者が「ベーの音を出して」と言いますね。それは吹奏楽の曲ではベーを基本の音として書かれているものが多く、音を出していくときにもベーを基本の音とするのが、最も演奏しやすいからなのです。ですから、吹奏楽部に入っている人は、すべての楽器の共通言語として、このドイツ音名を覚えることが大切なんですね。
今日はちょっと難しい豆知識でしたね。よくわかんないや、っていう人は部活動が再開したら実際に音をだして確かめてみましょう。See you (^^♪