「さあ！２学期が始まりました。」

　２学期初日、専科教員にとっては、廊下を巡回し、時間をかけて子供たちの様子をじっくり見ることができる絶好のタイミングです。各教室で過ごす子供たちの顔を見て歩きました。どの子も、心が満たされたとても穏やかな表情を浮かべていました。きっとご家族と楽しく充実した夏休みを過ごすことができたのだろうと、安心しました。また、エネルギー充電満タンな様子に、授業をするのが楽しみになりました。
　コロナウイルスが発見されてから数年。今年の夏は、これまで経験したことのない程の感染拡大をみせています。マスク着用、手洗いに換気。感染予防も習慣化され、窮屈さも大して感じなくなってきたように思います。慣れは怖いです。。。２学期も引き続き、感染予防に気をつけて、音楽の授業を行っていこうと思います。
　コロナの蔓延に伴い、音楽科の授業も幾度となく制限を受け、昨年度後半は、授業におけるマスクを外す活動に関しては、その一切を自粛して授業を展開してきました。数か月にわたる自粛は、確実に子供たちの技能習得に影響を及ぼしていることを１学期の授業で痛感しました。子供たちは何も悪くありません。今まで、当たり前のように鍵盤ハーモニカやリコーダーを練習してきて、たとえ短時間であっても、その日々の積み重ねはとても大きなものだったということを思い知りました。
　「自粛」という中で音楽活動をしてきた子供たちに、音楽の楽しさを十分に味わってほしいという思いから企画したアウトリーチコンサート。１学期は「アフリカの音楽」を取り上げ、ほとんどの子供にとって出会ったことのない音楽の世界だったと思います。ただ、聴くだけでなく、体をたくさん動かして、心も体も解放し全身で音楽する時間は、子供の笑顔あふれる時間となりました。２学期も、スペシャルゲストをお招きする予定です。コロナに負けず、音楽を楽しめる２学期にしていきたいです。