校長挨拶
校長 長田 克
本校は、昭和51年4月に八王子市立元八王子中学校を母体として開設されました。八王子市の北西部に位置し、四谷交差点近く陣馬街道と北浅川にはさまれた人口急増地域で、集合住宅、個別住宅が建ち並ぶ比較的閑静な環境に学校はあります。
いじめの問題をはじめ、暴力行為、パソコンやスマートフォン等を利用した問題行動、規範意識や社会性の未成熟、学習意欲の低下など、様々な課題が指摘されている。また、特別支援学級に在籍する生徒は増加し続けており、通常の学級にも一定の割合で特別な教育的支援を必要とする生徒が在籍しているほか、日本語指導を必要とする生徒も増加している。これらの課題の解決を図るとともに、自殺の防止や不登校生徒への支援等に取り組み、児童虐待、ヤングケアラー、貧困など、多様化、複雑化している子供が抱える困難に対応し、子供たちの命や安全を守るためにも、教職員の力だけでなく、家庭や地域の教育力を生かしたり関係機関との連携を図ったりしていくことが必要である。そのために、学校は従来から閉鎖的と言われる体質から抜け出し、「地域とともにある学校」に転換していくことが求められている。
そこで、令和6年度は、「確かな学力の向上」、「豊かな心の育成」、「地域社会との連携」、「協働するチーム四谷中」を重点目標に、特色ある教育活動の推進と「個別最適な学び」に取り組み。歴史と伝統がある四谷中の教職員として、不測の事態には英知を結集し、優れたチーム力を発揮して、家庭や地域社会との連携と協力・信頼を得ながら、令和6年度の教育課程の編成に基づいた教育活動を進め、教育目標の具現化を図る。