6年生 家庭 2つ穴のボタンをつけよう
- 公開日
- 2013/09/12
- 更新日
- 2013/09/12
学校行事など
「作業を止めて、針刺しに針を刺し、こちらに身体を向けましょう。」今、何をする時間か、きちんと指示を出し、話を聴く姿勢が徹底するまで待ちます。学習の土台づくりは根気よく進めます。この切り替えの速さは、子どもたちの成長が実感できる瞬間です。
実技指導では、「ボタン付けができる」ように、まず、正しい付け方を教える必要があります。おそらくボタン付けは、未経験の割合が多いのではないでしょうか。
担当教師は、児童が分かりやすいように、直径が15cmはある手づくりの大きなボタンと針、毛糸、網目、誰もが見ることができるよう工夫がされていました。
教師の感性、ちょっとした配慮が、教材の開発、工夫につながっているのです。子どもたちの視点に立ち、授業を見つめ直す作業を準備段階で行っていることが伝わってきます。
そして、子どもたちは、黙々と作業を進めていきます。担当教師は、全ての状況を教えている訳ではありません。実技の過程で間違えや失敗に気付き、どのようにしたらよいか考えることが必要になります。これが生きて働く力となる「学び」となります。
ですから、間違えや失敗を共有できる場面設定も重要になります。
家庭科では、衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して「してもらう自分」から「できる自分」へと成長していることに気付き、これからの自分の成長について展望することを目標の一つとしています。
毎日の授業で「できる自分」を積み重ねほしいと期待しています。