7組の演劇風景です。
- 公開日
- 2010/01/26
- 更新日
- 2010/01/26
副校長より
2月19日に行われる「劇と音楽の会」に向けて、7組の生徒は、「笠地蔵」の演劇が完成間近です。「笠地蔵」のお話は、次の通りです。
雪深い地方に貧しい老夫婦が住んでいました。おじいさんは、自家製の笠を売りに町へ出かけますがひとつも売れません。おじいさんは、笠を売ることをあきらめ、家に帰ろうとしますが、途中でお地蔵さんを見かけます。お地蔵さんが気の毒に思い、売れ残りの笠をお地蔵さんに差し上げました。しかし、手持ちの笠が1つ足りません。仕方がないので、最後のお地蔵さんには自分の手ぬぐいをかぶせて家に帰りました。その夜、家の外で、何かが落ちる音がします。おじいさんが外に出ると、食料や財宝がつまれていました。老夫婦は、手ぬぐいをかぶったお地蔵さんを先頭に去っていくのを目撃するのです。この贈り物のおかげで、老夫婦は、無事に年を越しました。
おじいさんの善良さは、まさに人間のあるべき姿なのでしょう。だから、語り継がれるのですね。7組の生徒のみなさん、本番、がんばってください。