3月10日(金) 献立
- 公開日
- 2017/05/08
- 更新日
- 2017/05/08
給食室より
わかめごはん
ささかまのなんぶあげ
やさいのいろどりあえ
おながわじる
ぎゅうにゅう
今日の給食は『和み献立』です。
各地域の産物を上手に活かした風土にあった食べ物が、
歴史や文化、食生活とともに受けつがれてきました。
毎月、紹介しますのでお楽しみに!
3月は『宮城県女川町』です。
<東日本大震災から6年。>
平成23年3月11日にマグニチュード9.0、最大震度7の地震が起き、
岩手県・宮城県・福島県で大きな被害を受けました。
女川町は宮城県の港町で、建物のほとんどが津波によって
流されるなど大変大きな被害を受けました。
「女川は流されたのではない、新しい女川に生まれ変わるんだ、
人々は負けずに待ち続ける、新しい女川に住む喜びを感じるために」
震災当時に、女川に住んでいる6年生が作った詩です。
早く復興しなければ、どんどん人が減って、住んでいた人たちが引越して
行ってしまいます。女川町の人たちは、心を一つにしての生活を
とり戻せるように、前に進もうとがんばりました。
<女川町と笹かまぼこ文化>
宮城県は、かまぼこを作る量も食べる量も日本一です。
女川町にとって、笹かまぼこはとても身近な食べ物で、
料理だけでなく、子供のおやつやお茶菓子代わりにも食べられています。
女川町に伝わる名産品や郷土料理を食べます。
<わかめごはん>
女川町でとれるわかめは「三陸わかめ」と呼ばれるもので、
品質が良いことで有名です。今日はごはんに混ぜていただきます。
<笹かまぼこの南部揚げ>
笹かまぼこは宮城県の名産品です。港町にあった工場は被害を
受けましたが「笹かまぼこの文化を絶やしたくない」と、
生産者の皆さんが努力して工場の再開に繋げました。
<女川汁>
女川町では、60年ほど前からさんまが多く獲れるようになりました。
女川汁はさんまのつみれと季節の野菜を入れた汁物で、
体の温まる郷土料理です。