学校日記

今年も実施、薬物乱用防止教室

公開日
2009/11/07
更新日
2009/11/07

学習活動

 薬物は世界の国々で深刻な社会問題となっています。わたしたちの日本でも例外ではありません。薬物の汚染は私たちの身近にせまってきています。薬物乱用を防止するためには、薬物の恐ろしさを正しく理解し、薬物に関する正しい知識を身につけることが大切です。今年もNPO「薬物乱用防止協会」のお二人の講師をお招きし、薬物が私たちの体に及ぼす取り返しのつかない影響について、6年生の児童が学習しました。
 <警察資料より>薬物は、中枢神経系に作用し、乱用したときの快感を得るため、また、乱用をやめたことによる苦痛から逃れるため、薬物を強く求めるようになる「依存性」が形成されます。また、薬物を繰り返し使っているうちに同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。「たった一度」という好奇心や遊びのつもりで始めても、薬物の依存性と耐性によって、乱用する量や回数がどんどん増えていくという悪循環に陥り、自分の意志でやめることができなくなります。また、乱用をやめても、睡眠不足や過労、ストレス、飲酒等をきっかけに、幻覚、妄想などの精神異常が突然現れること(「フラッシュバック」)もあります。
 薬物は、それを乱用する人間の精神や身体をぼろぼろにし、人間が人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります。また、薬物乱用による幻覚、妄想が、殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こすことがあるなど、乱用者本人のみならず、周囲の人、さらには社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼしかねません。
 こうしたことから、覚せい剤、麻薬等の使用、所持などは、法律により厳しく禁止されているのです。