「ブラッドレーのせいきゅう書」〜あさひ学級編〜
- 公開日
- 2017/11/28
- 更新日
- 2017/11/28
校長より
あさひ学級の子たちがグループ学習で道徳の授業に取り組んでいます。
高学年の児童が中心です。
11/6付の本校ホームページで、3年生が道徳の時間に読んでいた「ブラッドレーのせいきゅう書」という話を基に、家族で協力し合うことについて考えています。
この話のあらすじを再掲すると、次のとおりです。
・ブラッドレーは、朝食の時、母親のお皿の横に次のような紙を置いた。
・「お使いちん 1ドル おそうじした代 2ドル 音楽のおけいこに行ったごほうび 1ドル 合計4ドル」
・母親はにっこり笑って、何も言わなかった。
・次の日、母親は、ブラッドレーのお皿の横に、4ドルのお金と次のような紙を置いた。
・「親切にしてあげた代 0ドル 病気をしたときのかん病代 0ドル 服や靴やおもちゃ代 0ドル 食事代と部屋代 0ドル 合計0ドル」
・これを見たブラッドレーは目に涙を浮かべ、次のように母親に言った。
・「お母さん、このお金は返します。そして、お母さんのために、ぼくにも何かさせてください。」
子供たちの中には、実際に家事を手伝ってお金をもらっている子がいるようです。
「お皿を洗ったら10円もらえる。」
「家事をポイント制にして、ある程度たまったところでお金に換えてくれる。」
赤裸々です。
しかし、担任に「おうちの人が家事をしているのに、お金を払ってあげたことはある?」と聞かれると、子供たちは黙ってしまいます。
さらに、「どうして、おうちの人は、家事をしているのにお金をとらないのかな?」と聞かれると、こんな意見が出ました。
「子供のことを愛しているから。」
いい発言です。
あさひ学級の子供たちも、道徳の授業を通して、心を豊かにしています。
何人かの子に、校長がひそひそ話してみました。
「毎日、学校にお迎えに来てくれるママに、1ドルずつ払ったらどうかな?」
バツが悪そうに、校長から視線を外す子供たちです。【校長】