たてわり班活動

学校日記

23.9/12 朝会「稲作・米・カミング30」

公開日
2011/09/14
更新日
2011/09/14

学校より

学校周辺の稲が色づき、まさに収穫の季節を迎えようとしています。
 日本人は、米を主食としてきたために、特に大切にしてきました。
 稲が実り、実の部分を取り出し、殻をとって米(玄米)にし、米ぬかをとってごはん(白米)とします。
私が小さい頃、親や祖父母から「ごはん1つぶでも粗末にすると目がつぶれる」と言われて育ちました。それは、米が大切なものであると同時に、米作りには、農家の人々の多くの苦労と努力があり、それを無駄にしてはいけないという教えでした。「米」という漢字は、八+八で、多くの苦労が足されている、という意味だと言われています。漢字にも表れています。
 最後にそのごはんをありがたくいただくためにも、おいしく、体のためになる食べ方があります。それが、「カミング30」です。これは、1口分を口に入れ、30回噛みましょうということです。30回噛むことは、あごを丈夫にすると共に、脳を刺激して活性化させ脳をよくすることにつながるということです。さらに、味もよくなり、胃にも良いということです。
稲を見て、季節を感じると共に、苦労を考え、大切にし、そして食べるときはよく噛んでいただきましょう。
追伸1
5年生は、近所の菱山さんに稲作学習を指導してもらっています。田植え・草取り・やがて刈取り…ほんの一部分の作業ですが、この学習を通して感じてくれることを大いに期待しています。
追伸2
 2年生のクラスで、朝会の後、校庭にあったススキを子供達に見せて、「これは何でしょう」と問うと、なんと「稲」「麦」と答える子供が多かったとか。(学級だよりにありました。)
 こんなことは分かっているのでは?と思っていてもそうでないことが多くあります。過去には、以前記載しましたが、「ニワトリの足の数は4本」と答える1年生が多くいました。
 実体験の大切さと、親子の共通体験と会話の大切さを感じます。