H.24.12.17 朝会講話「冬至・今年を振り返って」
- 公開日
- 2012/12/17
- 更新日
- 2012/12/17
学校より
H.24.12.17 朝会講話
先週は、今年をイメージする漢字についてお話しました。みなさん結果を見ましたか。今年の漢字は、「金」でしたね。ロンドンオリンピックで金メダルをたくさんとりましたね。金冠日食もありました。消費税のお金の問題もありました。こんなことから一番応募した人が多かったようです。校長先生は外れてしまいましたが、なんと6年生でも3人の子が的中しました。「S・T さん。S・Y さん。H・H さん。」です。
実は「金」という字は、2000年にも一度選ばれています。その年には、シドニーオリンピックで金メダルをとったり、きんさん、ぎんさん、という長生きされた方々がなくなられたりしました。また、新500円玉や2000円のお札も発行されたようです。「金」は2回目になりますね。
さて、今日は12月22日のお話をします。12月22日は何の日か、分かる人はいますか。12月12日は、「冬至」と言って、一年の内で昼の長さが一番短い日なのです。太陽が出ている時間が一番短い日ということになります。しかし、太陽が出る日の出が一番遅いのは、この半月後、3学期のはじめのころで、太陽が沈む日の入りが一番遅いのは、この半月前、12月のはじめのころになります。
日本では、古くから冬至の日にゆず湯のお風呂に入ったり、「ん」のつく物を食べたりする習慣があります。「ん」のつく食べ物は、かぼちゃ、れんこん、うどんなどです。「かぼちゃ ?」 かぼちゃはなんきんとも呼ばれています。これを食べると病気にならなかったり、長生きしたりするという言い伝えがあります。
これは日本だけでなく、世界各地でも冬至からその翌日にかけて、太陽の力が一番弱まった日が過ぎ去ったお祝いをする冬至祭が行われています。みなさんの知っているクリスマスも、もともとはこの冬至祭(ユール)だったようです。
冬至の話をしましたが、今日はもう一つお話をします。
2学期もあと1週間になりました。これからみなさんは、各クラスで2学期を振り返って、反省したり、いろいろな目標を立てたりしていくと思います。
校長先生も12月になり、今年を振り返っているのですが、みなさん一人一人の反省に加えてほしいことが一つあります。みなさんも通っている学校というものは、全国にたくさんあります。その学校で一番今年問題になったことがあります。みなさんもテレビや新聞で知っていると思いますが、それはいじめの問題です。以前にも何回か朝会でお話しましたが、ある一人の子にいじわるを言ったり、いじわるなことをやったりすることは、いじめです。いじめは、卑怯なことで、命に関わることもあります。いじめは絶対にやってはダメ、近くでみていてもダメなことです。近くで見かけたらやめさせたり、大人に伝えたりしなくてはいけません。
自分はいじめをしたり、近くで見ていたりしていませんか。もし、そうだったら自分をなおしてください。他の人もやっているから、自分も・・・という人がいるかもしれません。それは違います。みなさん一人一人がいじめをやめたり、大人に伝えたりしなくてはならないのです。
また、みなさんが、もし自分がいじめられる立場になったらどうでしょうか。そのことも考えてみてください。本当にいじめられる立場になって考えられる人は、決していじめをしたり、近くで見ていたりできないと思います。どうでしょうか、今年全国の学校で一番問題になったことです。いじめについてもみなさんもう一度ふりかえってください。
2学期もあと一週間あります。みなさん一人一人がしっかり今年を振り返り、次の目標をしっかりもって、よい新年を迎えてほしいと思います。