学校日記

日光移動教室 開校式と帰校式あいさつ

公開日
2025/07/15
更新日
2025/07/15

校長室より




















【日光移動教室出発式あいさつ】みなさんおはようございます。みんなの行いが良かったからでしょう、昨日から急に涼しくすごしやすい気候に変わりました。絶好の移動教室日和です。昨日はよく休んで、そしてしっかり眠れましたか?校長先生はワクワクしすぎて3時台に起きてしまいました。さて、6年生の移動教室は小学校生活最大の行事。一番の思い出になる三日間です。担任の先生は張り切ってたくさんの楽しいプログラムを用意してくれていますが、それを何倍にも素敵な思い出にするのは君たち一人一人の心構えです。期待しています。世界遺産をはじめ、すごい景色や珍しい動植物を見るのも思い出、宿で仲間と過ごす特別な時間も思い出、そして調子に乗りすぎて先生に叱られてしまうのも思い出です。でも、ケガをしたり、誰か悲しんでいる人が一人でもいたりすると、その思い出は残念なものに変わってしまいます。この期間中、誰か悲しそうな表情の人を見かけたら、必ず「大丈夫?」と声をかけてください。誰かに少しきついことを言ってしまったら、すぐに「ごめんね」、と声をかけてください。たったの三日間、明日言おう、なんていう余裕はありません。最後に、今日の日を迎えられたのは、ご家族の皆さん、先生方、宿や訪問先の皆さんのおかげです。「感謝」の気持ちを常に持って、活動していきましょう。それでは三日間よろしくお願いします。



 



【日光移動教室帰校式あいさつ】南大沢に帰ってきました。大きなけがや体調不良もなく、無事に帰ってくることができて、まずは何よりうれしく思います。ここで皆さんのことを誉めたいことは山ほどあるのですが、今日は一つだけ。三日間通して全員がとっても立派だったのは「感謝」ということを常に、誰に対しても表現できていたことです。初日の夕食後、料理を作ってくださった宿の方にメッセージを書いていましたね。あの時、正直に言うと校長先生は「とっても素敵なことだけれど、まだ初日だし、時間も足りなくなるし無理しなくていいよ…」と思っていたのです。その後も食事のたびに箸入れやメモ用紙にメッセージを書いている人がいました。そして初日の晩、次の日の晩、そして帰る間際にも、先生たちが打ち合わせをしていると、宿の女将さんが皆さんのメッセージを宝物のように手に抱えてやってきました。「優しい6年生からお手紙をいただいて、こんなに嬉しいことはないです。」と目に涙を浮かべておっしゃっていたんです。皆さんの気持ち、しっかり届いていたんですね。それから、バスに乗るとき、降りるとき、皆さんの様子を見ていたら、いつもガイドさん、ドライバーさんに挨拶とお礼をしていました。全員が。これって普通はできません。感謝の気持ちを行動に表すことができる、皆さんの素敵な所だと思いました。さあ、最後は皆さんの帰りをずっと心配しながら待っていた家族に、感謝の気持ちを伝えてください。「ありがとうございました」と照れずに伝えてください。昨日、家族に向けたお土産を買っている人がたくさんいました。でも、きっと一番のお土産は、みんなの思い出話です。三日間で見たこと、感じたことをぜひ「お土産話」として家族に伝えてください。そしていつか家族と一緒にまた日光に行ってください。その時は皆さんがガイドになってくださいね。お話を終わります。