2年いじめ防止教室 その2
- 公開日
- 2024/11/15
- 更新日
- 2024/11/15
校長日記
弁護士の仕事として「人権を守る」ための支援というお話もありました。いじめはその人の人権を著しく侵害する(ないがしろにする)行為です。1枚目の写真にあるとおり、実に様々な行為があり、継続性や内容の深刻化など、いじめに関する課題について説明がありました。
また、過去の事例として、今から40年近く前、都内の中学生のいじめを苦にした自死の紹介があり、生徒たちもその悲惨さや悲しさを真剣に受け止めていました。
さらに、心の「許容量」(キャパシティ)といじめとの関係を「コップと水滴」に例えて、分かりやすく説明してくれました。コップの大きさは人によって違います。そして、それまでの蓄積により、水滴でいっぱいになったコップにほんの一滴の水滴(それが、ちょっとした「からかいの言葉」であっても)によって、コップからあふれてしまうのです。(「心が壊れる」と表現されていました)
そして、国民的アニメの登場人物になぞらえて、「いじめる人」「いじめられる人」「はやし立てる人」「周りで見ている人」の4層構造から、それぞれの立場の人のすべきこと(役割)などについて話がありました。
11月はふれあい月間です。同じふれあい月間である6月には、小学6年生も同様に弁護士によるいじめ防止教室を行っています。
「いじめは絶対に許されない」ことを、これからも徹底すべく、学校全体でも取り組んでいきます。
校長