学校経営
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　高濱　俊光
５月１１日　職員会議（校長より）

１　教育計画（運動会）について
　　　運動会に向けての指導のキモは、「これまでに身につけた力の上に、
　　より質の高い集団行動力を身につける、ひとつのことを全員の協力（
　　一致団結、役割分担、責任遂行）によって作り上げる経験をする、運
　　動競技によってアタマとココロとカラダをきたえあう」ところにあり
　　ます。
　　　これまでに「身につけた力」を発揮すると同時に、全校行事（運動
　　会）を経験することによってそれらを「新しい力」へと変化・発展さ
　　せること。
　　　そして、この運動会で身につけた力（アタマとココロとカラダの使
　　い方）を以後の学校生活（家庭生活、地域での生活）でさらに定着・
　　使用・発展させていく、ここに行事（運動会）の教育的意義がありま
　　す。
２　遠足・社会科見学について（感想）
　　　予定通り、遠足（１−４年）、自然体験学習（５、６年）、６年社
　　会科見学が終わりました。それぞれの学年の先生と引率の先生方、指
　　導・引率ご苦労様でした。
　　　いつも言うことですが、これらは集団行動力を発揮する場、これま
　　での身につけた基本行動力をここで発揮するという場ですね。
　　　公衆（社会）の場での学習は、いわゆる学校で身につけた基本の応
　　用学習・活用学習ということでもあります。
　　　だからして、日々の指導が即事前指導となるわけです。直前の指導
　　は一夜漬けの受験勉強と同じです。
　　　本校で日常的に指導している集団行動の基礎・基本をまとめておき
　　たいと思います。
　　・　おかしもの約束（公共交通機関、館内、その他で活用）
　　・　時間前集合整列
　　・　整列行進・歩行
　　　この基礎・基本を発揮させる場が、校外学習であるわけです。これ
　　がどの程度定着しいるか、それがこのときに見事に現れる。
　　　今回もそれがしっかりとそれぞれの学年に現れていました。個別の
　　反省点はあるでしょうが、私の見るところ、どの学年も全体的には間
　　違いなく立派なもの（集団行動力）でした。
　　　その上で、次の三点についての指導もお願いしたいと思います。
　　・　整列隊形は、１列、２列、４列の三隊形（基本）を瞬時（静止状
　　　態、移動歩行しながらの両方で）にできるようにする。
　　・　駅ホーム、構内通路などでの狭い場所、他の乗客が往来するとこ
　　　ろでの整列・待機・人数確認はできるだけ避ける。（大迷惑となり
　　　ますね）
　　・　写真隊形は、これまでの経験を活かして（大体３列横隊形が多い）
　　　事前に指導しておき、「写真隊形！」の指示で瞬時にして隊形がで
　　　きるようにしておく。
３　その他
　　・　１８日より教育実習開始（４年１組で実習予定）。
　　・　安全指導（運動会）、健康指導（新型インフルエンザ）、支援・
　　　いじめ・不登校対策。