姫木平林間学校をふり返って
- 公開日
- 2013/07/29
- 更新日
- 2013/07/29
校長日記
5年生は、7月26日(金)から27日(土)まで長野県の姫木平へ林間学校に行ってきました。現地での様子は、随時ホームページでお知らせしました。ご覧になられたでしょうか?ここで、林間学校について成果と課題を私なりにお伝えしておきたいと思います。
○成果
1 天候に恵まれ、予定していたことが全部できました。子ども達の日頃の行いが良いのか?引率した教員がいいのか?ちなみに、私はこれまで引率して、予定が変更になったことは、ありません。少し自慢みたいですね。ごめんなさい。
2 豊かな自然の中で、ハイキング、キャンプファイヤー、乳搾り、トラクター乗車、黒曜石などのアクセサリー作りなど体験活動ができたことです。体験は、机上の勉強と違って身体が学び、覚えてくれます。「百聞は一見にしかず」と言いますが、実体験に勝る学習はありません。なので、学校でも様々な体験活動を取り入れて勉強しています。
3 集団生活を通して、助け合うことや協力することの大切さが身に付いてきました。集団で行動するためには、自分勝手なことは許されません。そこには、自分のことを我慢することも必要です。その力はこれからさらに必要になってきます。
4 出発式や開校式などで、原稿を見ないでお話ができていました。これは、素晴らしいことです。自分の思いや考えを堂々と大勢の人に話せることは、これからのグローバルな社会でとても重要なことです。
○課題
1 宿舎では、学校と同じ生活をするんだと言っておきましたが、やっぱり廊下を走るんですね。廊下歩行は、学校でも毎日のように指導していますが、直りません。永遠の課題かもしれませんね。
2 毎年、気になるのが、トイレのサンダルをきれいに揃えて置かないことです。私がトイレに入ろうとすると、サンダルが乱れて向きもバラバラ、離れている所に置かれています。私は、気が付くたびに、きれいに揃えました。次にトイレに入る人のことを考えて、揃えて欲しいですね。以前、ある大きな全国組織のお年をめされた副会長さんがみんなが使うトイレのサンダルを腰を曲げて、きれいに揃えられている姿を見たことがあります。肩書や役職は関係なく、こういうことをされる方なので、みんなが信頼しているんだと思ったことがありました。そのことが私をトイレのサンダルを次の人の為に使いやすいように揃えることにこだわっている原点なのかもしれません。「次に使う人のことを考える」こと。とても大切です。
3 みんなが集まった時は、すぐに静かになることが難しい場面がありました。これも、とても大切なことです。「静かにしてください」と言われて静かになるのでは、ダメですね。常に、今自分は何をすればいいのか考えて行動していくことが必要です。
4 小さなことですが、敷き布団のシーツ、掛け布団のカバーなどしっかりとできないですね。生活体験がないのでしょうが、知っていて損はありません。何かの機会がありましたら、ぜひ、教えてあげてください。6年生の日光移動教室でも布団を敷きますよ。
教職員は宿舎でも、帰校してからもすぐに反省会を行いました。あの時は、「こうすれば良かった」「ここは、表示があった方が良かった」「この時間はもう少し長く」など沢山の反省点が出ました。来年度の5年生にしっかりと引き継ぎます。
最後に、保護者の皆さまをはじめ、宿舎の方、バス会社の方には、本当にお世話になりました。沢山の温かい気持ちと配慮をしてもらい、感謝で一杯です。この場をお借りして、お礼を申し上げます。子ども達も、「感謝」の気持ちを忘れないで欲しいです。