9.20 教員の長所を活かし合う
- 公開日
- 2023/09/20
- 更新日
- 2023/10/23
学校組織の機能強化
教員は、教師になって数日後には、各教科の授業、学級等の人間関係の形成、いじめの鋭敏な認知、ICT機器の利活用、保護者会、お便り作成、外部機関との連携などを、時に中堅、ベテラン教諭と同じ質で求められることがあります。保護者や児童を顧客、外部団体を取引先と例えるなら、事前の研修がないままに大きな案件(担任)を任されているようなものかも知れません。
「オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、言葉そのまま、「仕事しながら訓練する」という意味です。みなみ野君田小学校では、このOJTをとても大切にしています。仕事上かかわりの深い教諭でペア(トリオ)を組み、経験の多い教員が即時的にその場や翌日のこと、そして少し先のことに「〇〇してみるといいよ」と助言をすることで、一人だと0.8の力をペアの1.3の力とかけ合わせて、1.04にまで高めようという感じです。
学校単位で見ると、とりわけ得意とする教科や分野をもつ教員がいます。この力を使わない手はないとのことで、君田小学校では、火曜日の夕方に拡大OJTの時間を設け、教員一人一人がもつ長所を他の教員に広めています。
【写真1.2.3】昨日の夕方は、理科の分野に造詣の深いH山教諭に、理科の指導と評価、また、理科室の教材教具について皆で教わりました。
H山「評価してよいのは指導したこと」
H山「各学年で身に付けさせたい力を明確に」
H山「観察しましょうはダメ。大きさ、色、形、数…観察の視点を伝えることが大事」
他の教員は、メモをとり、質問をしていました。今週の自分の授業にすぐに活かせる学びです。
君田小学校では、どのクラスにも「1」以上の効果を還元できるよう、20名の教員(校長、副校長含む)がもつ20通りの力をかけ合わせて教育活動を進めてまいります。