2.17 ゲームの型に応じた楽しさ(専門家出張授業)
- 公開日
- 2025/02/17
- 更新日
- 2025/02/17
学校から
本日は、フットサルチームの立川アスレさんが5年生の授業のために来てくださいました。
フットサルは「足を使った(手を使えない)ゴール型ゲーム」です。
4、6年生が先日行った「手を使ったゴール型ゲーム」バスケットボールとの違いはどこだと思いますか。
プロバスケが一試合あたりにゴールネットを揺らす回数は40分で40回ほどなのに対して、
プロサッカーのそれは、90分で2回ほどです。
バスケットボールでは、ゴールしないと「ナイスシュート」とは言われませんが、サッカーでは、シュートがゴールに入らなくても、「ナイスシュート」と言われます。
手が使えるスポーツは成功が前提、手が使えないスポーツは失敗が前提のスポーツであることが最大の違いだと思います。
このことを、まずは教員が正しく認識して、子どもたちに価値づけながら指導を進めることがとても大切です。
今日のフットサルの出張授業は、あえての体育館で行いました。ボールを狙い通りに蹴れなくても、壁から跳ね返ってきた結果、ボールはゴールに向かって進んでいきます。
体より前方180°にさえボールを蹴れれば「ナイスキック」になるのです。
「ねらった方に蹴るのは難しい」から「蹴れるように練習する」のは、小学校体育では目指しません。
これは、サッカーが楽しいからもっとやりたいと思った子が、地域のサッカークラブに入って行えばいいのです。
小学校体育では、ゲームの楽しさをできるだけ多くの子どもたちが味わえるように、ルール(規則、きまり)を簡素化することが大切なのです。
今日の出張授業は、わたしたち教員にとっても学びの多い研修になりました。
立川アスレの皆さん、ありがとうございました!