学校日記

11.29 クラス目標、何回にする?(大縄、合意形成)

公開日
2024/11/29
更新日
2024/11/29

学校から

今週、1回目の大縄大会がありました。そして、12月下旬には2回目の大縄大会があります。3分間で連続跳びが何回跳べるかのクラス記録向上を目指します。1回目の記録を参考に、2回目の大会での目標を何回にするかをクラスで決め、目標に向かってこれからの休み時間に練習をしていきます。
寒くて外遊びが減るこの時期に、外で体を動かすためのきっかけにすることもねらいのひとつです。

この取組で大切なことは、目標設定と練習時の練習に向かう熱量の合意形成だと思います。

大なわを跳ぶのが得意な子は、高いクラス目標を設定して、どんどん練習をしたいと思うでしょう。
ここで大切なのが、運動が苦手な子が感じる緊張、ストレスを意識できるかどうかです。

ここで一事例…
「クラスみんなが逆上がりができるように、みんなで教え合い、励まし合おう」と指導しました。最後の一人がみんなの励ましや助言を受けて、見事逆上がりができるようになりました。この子は「やったー」と言いました。みんなも喜びました。
一見、いいクラス、いい学級経営に見えますね…でも…
最後に逆上がりができた子が「やったー」の次に言った言葉が、「これでもう2度と逆上がりやらなくて済む」というものだったとしたら…

個々の気持ちに思いを寄せることなく、集団の目標を先に決めることは、大きな危険をはらんでいます。

今回の大なわ大会では、全員が、これならできそうと思える目標を設定し、それに向かって、運動が嫌いになる子、当日に休みたいと思う子が出ないような雰囲気を作りながら練習をしていく過程がとっても大切だと思います。

さあ、今週の記録、クラスの実態をもとに、目標は何回にしますか?
大なわ大会の取組は、非認知能力を高める絶好の機会です。