3月11日(水)講話@3.11 東日本大震災
- 公開日
- 2026/03/11
- 更新日
- 2026/03/11
今日のできごと
2011年3月11日は東日本大震災が発生した日です。本校では、本日、校庭に半旗を掲揚し、黙とう、校長講話を行いました。校長講話の内容は以下の通りです。
皆さん、こんにちは。今日、3月11日は、東日本大震災が発生した日です。今から15年前の今日、東北を中心に巨大な地震と津波が襲い、多くの尊い命が失われました。皆さんの多くは、震災後に生まれた、あるいは当時はまだ赤ちゃんだった世代です。教科書やテレビの映像でしか知らないという人も多いでしょう。しかし、この日を忘れず、語り継ぐことには大きな意味があります。今日は皆さんに、「中学生の行動が、周りの命を救う」という話をします。
皆さんは「釜石の奇跡」という言葉を聞いたことがありますか?岩手県釜石市では、津波によって甚大な被害が出ましたが、小中学生の生存率は99.8%という驚異的な数字でした。なぜ、彼らは助かったのでしょうか。それは、中学生たちが日頃の訓練通り、揺れが収まるとすぐに「逃げろ!」と声を上げ、高台を目指して全力で走ったからです。さらに、その必死に走る中学生の姿を見て、それまで避難をためらっていた地域の大人が「中学生があんなに逃げているなら、本当に危ないんだ!」と、一緒に避難を始めたのです。中学生が「自分の命を自分で守る」ためにとった必死の行動が、結果として地域の大人の命をも救いました。中学生には、それだけの「行動する力」と「周囲を動かす力」があるということです。震災から年月が経ち、街はきれいになりました。しかし、震災が「過去の出来事」になったわけではありません。私たちは今、次に必ず来ると言われている災害までの「備えの期間」を生きています。もし今、大きな揺れが来たら、皆さんはどう動きますか?「周りが動かないから大丈夫だろう」と、その場に留まりますか?「自分の命は、自分で守る」。そして、皆さんが動くことで「誰かの命も救う」。
今日の給食や、放課後の時間、夜に自分の家で眠れること。そんな「当たり前の日常」は、実はとても奇跡的で、かけがえのないものです。今日という日に、改めて命の重みを感じ、自分に何ができるかを考えてみてください。皆さんが、自分の命を、そして未来の誰かの命を守れる人になってくれることを強く願っています。