経営方針
平成22年度八王子市立第二中学校経営方針(概略)
1 校訓 「自律」
2 学校の教育目標
・ 進んで学ぶ生徒 『学ぶ』
・ 心の豊かな生徒 『思いやる』
・ 協力し勤労する生徒 『やりぬく』
3 目指す学校
○ 地域との密接な連携のもとに、地域に根ざした教育活動が日常的に実施される学校
○ 教職員が常に率先垂範するなど、教職員の行動が生徒を感化し導く学校
4 中期的目標
(1) 深い生徒理解や特別支援教育の充実により自尊感情を育み、自他を尊重できる生徒を育成する。
(2) 学校支援のための二中地域人材コーディネーターを充実し、地域人材が自立的に機能できるようにする。
(3) 本年度に開設した「特別支援教室「ハーモニー」と密接に連携した教育活動を充実させる。
(4) 学習習慣を定着させ、基礎学力の向上を図る。
(5) 思いやりの心情を育むために道徳教育を充実させる。
(6) 奉仕的な活動にすすんで取り組む心情を育むための教育活動を充実させる。
5 今年度の取組目標(一部省略)
(1) 授業規律の確立(全員が落ち着いて学習に取り組めるようにする生徒指導の充実)
(2) 分かりやすい授業の展開、改善、工夫(全教員が授業研究、3回以上の生徒による授業アンケートの実施)
(3) 特別支援教育の充実(支援内容の一層の充実、情緒障害学級「ハーモニー」の効果的な運営方法の確立)
(4) 新学習指導要領に基づく教育課程(道徳、総合的な学習の時間、特別活動、移行措置に基づく教育課程(数学、理科)、現行学習指導要領に基づく教育課程それぞれの指導計画と指導内容の充実を図る。
(5) 英語を学校選択とし、英語の運用能力を高める。
(6) 数学の少人数指導の指導方法の研究を深める。
(7) 体育のティームティーチングにより生涯体育に通じる個に応じたきめ細かな指導を行う。
(8) アシスタントティーチャー、メンタルサポーター、多数の地域ボランティアなどを常時導入し、個別の指導や支援を充実させる。
(9) PTAのOBなどの地域人材から「二中地域人材コーディネーター」を依頼し、現在機能している「学校支援ボランティア」のコーディネートがスムーズに行われるようにする。(*二中地域人材コーディネーター;第二中学校と学校支援ボランティアを結ぶ役割)
(10)23年度での小中一貫教育の本格実施に向け、学区の実態に応じた取り組みに着手する。(基本的生活習慣の育成、授業交流、特別支援教育の充実など)
6 重点指導目標
(1) 学習面 (一部省略)
・ 新学習指導要領に基づく教育課程(道徳、総合的な学習の時間、特別活動、移行措置に基づく教育課程(数学、理科)、現行学習指導要領に基づく教育課程それぞれの指導計画と指導内容の充実を図る。
・ 英語を学校選択とし、英語の運用能力を高める。
・ 自立した学習の習慣を形成する。(新入生用の学習の手引きの作成と活用、家庭学習の習慣化、放課後学習教室「まなべば」の充実など)
・ 新学習指導要領に基づく教育課程(道徳、総合的な学習の時間、特別活動、移行措置に基づく教育課程(数学、理科)、現行学習指導要領に基づく教育課程それぞれの指導計画と指導内容の充実を図る。
・ 自尊の感情を基礎として人権感覚を育て、思いやりの心を育み、人と協力して活動して問題を解決しようとする実践的な道徳教育を充実する。(規律の確保、あいさつ、奉仕活動、道徳授業の充実など)
・ 特別支援教育の一貫として学習支援を必要とする生徒への個別指導を一層充実する。特に軽度の発達障害がある生徒には特別支援教室「ハーモニー」への在籍通級により手厚く指導し、二次障害を未然に防止する。
(2) 生活面(一部省略)
・ 学校生活にふさわしい身なりをする。
(昨年度は服装・みなりがくずれかけた生徒が多かったと保護者からの指摘があった。昨年度同様に年度当初から継続的に指導する。)
・ 昨年度の不登校生徒数17名を半減させる。
・ 特別支援教育を本格的に実施する。(ハーモニー(情緒障害等通級指導学級)、オアシス(地域ボランティアによる不登校生徒のための支援教室)との連携のもとに個別指導計画に基づいた適切な支援を行う。特に、小学校の特別支援教育と密接に連携する)
7 二中の特色ある教育活動
地域に開かれた学校の取り組みとして「地域に根ざした教育活動」を充実する。
(1)地域に根ざした継続性のある教育活動を組織的に推進する。
・ 地域の協力に基づく4日間の職場体験学習、職場訪問の実施
・ ボランティア活動の推進(地域諸団体と連携した浅川清掃、関係小学校児童とともに地域清掃活動、上中野児童遊園の里親活動、地域清掃活動、除雪作業等他)
・ あいさつ運動の取り組み(PTA、地域の方の協力、関係三小学校との連携)
・ 二中デ−(校舎内外の美化・緑化、整備活動、ボランティア活動、地域等との連携行事)
(2) 地域等の指導者の活用;保護者や地域の指導者を活かした教育活動等の具体的な取り組み
・ ふれあい講座(地域の方や保護者、富士森高等学校の教員などが指導者となって講座を開設し、生徒が参加)
・ 特別支援教室(オアシス)での生徒の居場所づくりや放課後学習教室「アシスト(平成19年度に開始したボランティアの支援による水曜日放課後の学習教室)」、「まなべば(平成20年度に開始したボランティアの支援による金曜放課後の学習教室)」での個別指導の充実、特に特別支援教室「ハーモニー」の機能と相互補完する関係を確立する。
・ 校内美化、緑化活動(花壇の世話、自然体験広場の整備と栽培体験、校内緑化運動)へ生徒が主体的に参加するように指導する。(例:道徳、学級活動、総合の時間の活用、自然体験クラブなど)
(3)放課後学習教室「まなべば」の一層の充実と定着
・ 生徒の自立した学習習慣を形成し、将来への自己実現へとつなげるために、希望する生徒に放課後の学習の場を提供するために設置した「アシスト」と「まなべば」の内容と運営の充実を図る。
・ 中心になる地域人材を育成し、コーディネーターになっていただき人材の確保、運営の中心になっていただく。