１６時。
　出発の時よりも明らかに大きく、重くなった荷物を抱えて、６年生が第十小学校に帰ってきました。ちょっと疲れた顔の子もいましたが、それはこの２泊３日がんばってきた証拠です。出迎えた時に驚いたのは、「一つ一つの動きに無駄がなくなった」ということ。体育館に入って整列したとき、一人一人が自分のいるべき場所に移動して、そして次の指示を待っている様子に、この移動教室での成長を感じさせられました。

　校長先生からは、予定変更がたくさんあった中、文句を言わずにしっかり指示を聞いて行動できたことをほめていただきました。

　担当の先生からは、これで終わりではなく、ここからが大事。日光移動教室をやり遂げてきた実力を発揮してほしいと励ましの言葉をいただきました。

　移動教室は「移動旅行」ではありません。あくまでも「教室」です。自分たちの生活を自分たちの力で計画し、実行する中で、よりよく生活していく方法を学び、力をつけるのです。そして一人ではできないことも、友達と一緒に協力すればできるということ、そして仲間のすばらしさも実感する機会なのです。
　その意味で、６年生は日光移動教室でとても多くのことを学んできたようです。

　1学期も残り２日。その後は夏休みになります。６年生がどれだけ活躍するだろうと思うと、今から２学期が待ち遠しくなりました。