2月15日(月) 本日の授業風景
- 公開日
- 2010/02/15
- 更新日
- 2010/02/15
校長より
3年生・道徳の授業の様子です。
開幕したバンクーバー・オリンピック スノーボード代表の国母(こくぼ)選手が、公式の服装で 「 腰パン・シャツだし 」 などをして批判を浴び、開会式への参加も自粛することになりました。
このクラスでは、そのことについて報道している新聞記事を題材として取り上げ、自分の考えをまとめたり、班で話し合った意見を発表したりしていました。
道徳の内容項目 「 礼儀の意義を理解し、時と場に応じた適切な言動をとる 」 に関連する学習です。
多くの班が 「 公私の区別をつけるべき 」 「 国の代表としての自覚が足りない 」 といった意見を述べていましたが、中には 「 大人の価値観を国母選手に押しつけるのは間違っている 」 と言った意見を述べた班もありました。
担当の木村先生もおっしゃっていたとおり 「 いろいろな意見・考えがあっていい 」 ことは確かです。
しかし、この問題の場合、私は 「 大人の価値観 vs 若者の価値観 」 という単純な対立の図式とは違う問題であるような気がしています。
ここで詳しいお話をすることは避けますが、少なくとも年配者より若者の利用の方が圧倒的に多いはずのネット上のアンケートでさえ 「 国母選手の言動は不適切 」 「 開会式の参加自粛は当然 」 といった意見が主流です。
… と、ここで気がつきましたが、それ以前の問題として、若いとはいえ国母選手自身21歳 … 本来ならすでに 「 大人 」 であるはずですよね?
校長 武田幸雄