学校日記

12月21日(月) 本日の授業風景 ・ その4

公開日
2009/12/21
更新日
2009/12/21

校長より

 1年生・国語の授業の様子です。

 「 方言のクッション 」( 俵万智 ) を学習しています。

 俵さんが福井にいらっしゃった頃、「 なあも、なあも 」 という方言を知りました。
 この方言は、「 いえいえ、ちっとも構わないんですよ。 何も何もお気になさらないで 」 といったニュアンスを持つ優しい言葉であるのだとか。

 確かに、その響き ( 語感 ) からしても、相手に対するいたわりの気持ちが伝わってくるようです。 俵さんも、「 会話のクッションになるような言葉に、方言のよさは表れている 」 と述べられていました。

 私の親類には福岡県・博多の人が多くいるのですが、彼らと会話をしていると同じような感想を抱くことがあります。
 何かを許したりするときに、博多弁では 「 よか、よか 」 と言います。
 「 いいよ、いいよ 」 といった意味ですが、「 よか、よか 」 と言ってもらえると、本当に許してもらえたような気になるから不思議です。

 これもまた、方言のクッションの一つかもしれませんね。
                                     校長 武田幸雄