11月23日(月・祝) 勤労感謝の日
- 公開日
- 2009/11/23
- 更新日
- 2009/11/23
校長より
おはようございます。
今日は 「 勤労感謝の日 」 です。
「 勤労感謝の日 」 とは、国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、「 勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう 」 ことを趣旨として、1948年(昭和23)に制定されました。
なぜ、その日が今日11月23日なのかというと、実はこの日は、戦前までは 「新嘗祭 ( にいなめさい )」 という宮中行事にかかわる祭日だったのです。
「 新嘗 ( にいなめ )」 とは、その年に新たに収穫された穀物のことです。
かつてこの穀物を育てるという生産活動は、現在以上に多くの苦労がありました。 そうした苦労を乗り越えて収穫できたことを祝う気持ちは、汗を流して働いたことへの感謝や慰労の気持ちへとつながったことでしょう。
そこで、戦前の 「 新嘗祭 」 という 「 その年の収穫を祝う・祭る 」 宮中行事に由来する祭日が、戦後は 「 勤労をたっとび、生産を祝い … 」 という祝日 「 勤労感謝の日 」 になったというわけです。
「 感謝 」 といっても、皆さんはまだ 「 勤労 」 そのものに直接かかわっているわけではありません。 だから、皆さんのために働いてくださっているお父さん、お母さんに感謝する日であってもいいでしょう。
あるいはまた、地球上には飢えに苦しむ国もある中で、毎日お腹いっぱいにご飯を食べられることに感謝する日であってもいいかもしれません。
私は個人的に、不景気から失業者が増加したり、雇用が不足して就職したくてもできない人も大勢いる現代社会にあって、まずは元気に働くことのできていることに感謝したいと思っています。
校長 武田幸雄