※ ( 写真・右 ) は、全校朝礼の司会進行をしてくれる生徒会役員です。
※ 朝の時点でのインフルエンザ罹患による出席停止者は、下記のとおりです。
【 1年生 】 B組 ・ 1名
【 2年生 】 なし
【 3年生 】 A組 ・ 2名
都立高の一般入試(23日)や学年末考査(24・25日)を控えています。
手洗い・うがい、規則正しい生活リズムを心がけるとともに、不要不急の外出を避けるなどして、感染予防に努めてください。
※ 本日の全校朝礼での校長講話は、下をクリックしてください。
いよいよ明後日水曜日に都立高校の一般入試が迫ってきました。
都立・私立を問わず推薦入試のときは、中学校の成績や面接が重視される高校も多かったことと思います。 しかし、一般入試では多くの高校で、当日の筆記試験の結果が重視されます。
そこで、今日は私が入試を控えた3年生に必ず教える 「 魔法の呪文 」 についてお話しします。 昨年も話したので、覚えている2・3年生もいるかもしれませんが、3年生の皆さんは一般入試を前にもう一度心に刻んでください。
また、入試だけではなく学校の定期考査にも役立つ呪文なので、1・2年生の皆さんもこの機会にぜひ覚えてください。
その呪文は、「 4つのA’Z ( アズ )」 と言います。
「 あ 」 で始まり 「 ず 」 で終わる4つの言葉です。
まず1つ目は、「 慌てず ( あわてず )」 です。
問題用紙が配られて 「 始め 」 の合図があると、1分1秒を惜しむかのように慌てて問題に取りかかる人がいます。
気持ちはわかりますが、そこはあえてゆっくり深呼吸して気持ちを落ち着かせ、丁寧に受験番号や自分の名前を書いてください。
そして、問題の最後までざっと目を通して、およその時間配分をしてから問題に取りかかってください。 始めの1分1秒を惜しむより、始めの1分で気持ちを落ち着かせるほうが大切です。
2つ目は、「 焦らず ( あせらず )」 です。
試験の途中で難しい問題・わからない問題に直面しても、決して焦ってはいけません。 高校入試の問題は、たいてい100点は取れないようにできているものなのです。 「 自分に解けない問題は、他の人にも解けない 」 ぐらいの気持ちを持ちましょう。
そして、先ほどの 「 慌てず 」 で、始めに問題の最後まで目を通しておいたことが、ここでも生きてくるのです。 つまり、問題の後半にあるかもしれない 「 解けそうな問題 」 「 自分の得意な問題 」 に、先に着手することもできるのです。
難しい問題や解けそうもない問題にいたずらに時間を使うより、確実に解けそうな問題に時間を使ってください。
3つ目は、「 諦めず ( あきらめず )」 です。
今、私は 「 解けそうもない問題に時間を使うな 」 と言いましたが、だからといって、まだ時間が余っているのに 「 もう、いいや 」 と諦めてはいけません。
最初に解いたときにはわからなかった問題でも、他の問題を解いたあとでやり直したらできた、答えのヒントがわかった … ということは、よくあることなのです。
他にも、記号問題の答えは必ず埋める、計算問題の答えは途中まででいいから書いておくといった、最後まで諦めない努力をしてください。
最後は、「 侮らず ( あなどらず )」 です。
「 侮る 」 とは、相手を軽く見る・見下すといった意味です。
たとえ簡単に解けた問題でも、時間の許す限りしっかり見直しをしてください。
答えはわかっていたのに答え方を間違えた、回答欄を間違えた … などといううっかりミスもよくあることです。
よく 「 油断大敵 ( ゆだんたいてき )」 と言いますが、その 「 敵 」 とは、他でもない自分自身がつくり出してしまうのです。
試験開始の直前、この 「 4つのA’Z 」 を心の中で唱えてください。
それだけで不思議と心が落ち着くはずです。 では、一度練習してみましょう。
「 あわてず ・ あせらず ・ あきらめず ・ あなどらず 」
3年生の皆さんの健闘を祈ります。