学校日記

12月17日(金) 本日の授業風景 ・ その3

公開日
2010/12/17
更新日
2010/12/17

校長より

 2年生・音楽の授業の様子です。 担当は、室谷先生です。

 卒業式で在校生が歌う 「 時を越えて 」、合唱コンクールの課題曲 「 時の旅人 」、同じくこのクラスの自由曲 「 明日に渡れ 」 を練習しています。

 私がお邪魔したとき、室谷先生が 「 ちょうど良いところへ来てくださいました 」 とおっしゃったので、素晴らしい合唱でも聴かせてもらえるのかと期待したのですが … 。 実はこのクラス、前回、前々回の授業とも、室谷先生からお説教を受けていたのだそうです。 理由は 「 声が出ていない 」 からだとか。

 「 校長先生に、恥ずかしい歌を聴かせないように 」 という注意を受けて歌い始めた合唱 … 。 確かに、少し元気? 若さ?が足りないように思えました。

 室谷先生が良いことを話してくださいましたね。

 「 合唱も、数学や英語と同じで積み上げていくことが大切。 あるとき急に大きな声を出そうと思っても出るものではないし、積み上げもないままに無理に大きな声を出しても、それは歌声ではなく、怒鳴り声、叫び声になってしまう … 」

 「 合唱 」 の 「 唱 」 の字は 「 歌う・となえる 」 といった意味ですが、「 昌 」 の部分には 「 輝くもの・美しいもの = 星 」 といった意味もあるそうです。
 歌う人の口に美しい星が輝き、多くの星が輝くことで = 多くの人が歌うことで 「 合唱 」 となる … 。 そう考えると、合唱って素晴らしいなあと思いませんか?

 今はまだ輝いていないかもしれませんが、これから練習を重ねることで、皆さんの歌がまぶしいほどの光を放ってくれるよう期待します。
                                     校長 武田幸雄