12月17日(金) 本日の授業風景 ・ その2
- 公開日
- 2010/12/17
- 更新日
- 2010/12/17
校長より
3年生・理科の授業の様子です。 担当は、中村先生です。
「 生物どうしのつながり 」 の学習で、実験 「 土の中の微生物のはたらきを調べてみよう 」 に取り組んでいます。
今の季節、地表にはたくさんの落ち葉が積もっています。 また、多くの動物 ( 昆虫 ) のふんや死骸があったりもします。 では、そうした落ち葉や動物のふんなどで自然界がいっぱいになってしまわないのは、なぜなのでしょうか?
今日の実験を通して、土の中にいる菌類 ( カビやキノコなど ) や細菌類のはたらきを知ることにより、その問いに対する答えを導き出すことができます。
( 写真・上 ) まず、デンプン粉を入れた水をガスバーナーで加熱し、うすいデンプンのりを作ります。
( 写真・中 ) 次に、ステンレス皿に入れた土 ( 学校の体育館裏の土です ) を同様に加熱し、十分に焼きます。
そのあとは、焼いた土と、焼いていない土に、それぞれうすいデンプンのりを加え、さらに濾紙をはさんでBTB溶液を入れた容器の上に逆さまに載せます。
( これにより、二酸化炭素の発生の有無がわかります )
ただし、この実験は時間がかかるので、結果を知るには2〜3日待たなければなりません。 来週の授業で結果が判明するとともに、ヨウ素溶液も使用してデンプンの有無も調べることになります。
この間、焼いていない土の中にいる微生物たちが、一生懸命はたらいている姿を想像して待つことにしましょう。
校長 武田幸雄