12月13日(月) 本日の授業風景
- 公開日
- 2010/12/13
- 更新日
- 2010/12/13
校長より
1年生・道徳の授業の様子です。
A組 ( 担任・川口先生 ) の授業を取材させてもらいました。
中学校で行う道徳教育の内容項目のうち 「 温かい人間愛の精神を深め、他の人々に対し思いやりの心をもつ 」 を取り上げています。 道徳の副読本の中から 「 夜のくだもの屋 」 を使用した授業でした。
毎日部活動の練習のために真っ暗な夜道を通って帰宅する少女は、通学路の途中にあるくだもの屋だけが遅くまで店を開けていることに気づきます。
少女は、明るい照明とそれに照らし出される色とりどりの果物に、夜道を一人で歩く心細さを紛らすことができるのでした。
部活動も一段落して帰宅時間も早くなったある日、ひょんなことから少女はそのくだもの屋さんと話しをします。
そして、実はくだもの屋さんが自分のために営業時間を延長し、自分が店の前を通りすぎるのを明かりをつけて待っていてくれたことを知るのでした … 。
授業では、教材を読む前にワークプリントを使い、「 いろいろな親切 」 について班ごとに話し合いました。( 写真・上・中 )
「 親切 」 という字は、「 親を切る 」 と書きます。 というと、一瞬ギョッとしますが、実はそういう意味ではありません。 「 親 」 は 「 親しい 」 とか 「 親しみがある 」 といった意味で、「 切 」 は 刃物をあてるように 「 じかに接する 」 とか 「 行き届く 」 といった意味で使われています。
つまり、「 親切 」 とは、「 親しみを込めて身近に接し、思いを行き届かせる 」 という意味なのです。 そういう意味からして、くだもの屋さんの 「 親切 」 は、本当の意味での 「 親切 」 であったことがわかりますね。
校長 武田幸雄