学年末考査一日目
- 公開日
- 2009/02/24
- 更新日
- 2009/02/24
校長より
2月24日(火)
今年度最後の定期考査が、今日と明日の二日間行われます。
みんな、真剣に問題用紙と格闘(?)しています。
まだ試験の最中にこんなことを言うのもおかしいのですが、答案用紙が返却されたときに、得点が「良かった・悪かった」だけで済ませてはいけません。 試験の得点は、単に学習の理解度を表しているだけでなく、その得点をとるに至ったそれまでの自分の学習に対する姿勢や取り組み方(日頃の授業態度・勉強のやり方・家庭学習の定着度など)の表れでもあるのです。
試験の得点は、ひとつの「結果」です。 そして、結果を分析するということは、その結果を生み出すに至った原因を分析するということです。 「90点だったから良かった。」「70点だったから、まあまあ。」「30点だったから悪かった。」で終わらせるのではなく、なぜ90点だったのか…、なぜ70点だったのか…、なぜ30点だったのか…。 そういう検証を行って初めて、良かったことは次も生かされ、悪かったことは次に改善されるのです。
3年生の皆さんは、「今年度最後」どころか「義務教育最後」の定期考査ですね。
昨日は思わぬハプニングで都立高入試の終了時間が遅くなり、その疲れもとりきれないうちに試験に臨んでいる人もいることでしょう。 また、とりあえず入試が終わり、気が抜けてしまったという人もいるかもしれません。
しかし、そうした試験にこそ、今までの皆さんの「学び」とは何であったのか、あるいは、これから先皆さんの「学び」がどういう方向に向かうのかが表れます。
最後まで真摯な気持ちで試験に臨み、常に全力を尽くす挑戦者であり続けてください。
校長 武田幸雄