学校日記

別中コラム217 華89 鶴3 「受験とマラソン」

公開日
2014/09/04
更新日
2014/09/04

生徒会

今回のコラムでは、3年生が嫌というほど聞かされている受験ついてです。
中学校3年間をマラソンの42.195キロに例えながら話したいと思います。
1,2年生も自分には関係ないとは思わずに、読んでほしいと思います。

今、1年生はマラソンでいうとスタート直後の5キロくらいでしょうか。やっとレースに慣れてきた頃だと思います。だいぶ中学校生活にも慣れてきたことでしょう。2年生はもう少しで中間地点を越える18キロ地点くらいですね。集団で走っていたのが、だんだんとバラバラになります。前に出るランナーがいるわけではなく、遅れるランナーが出てくるのです。日頃まったく勉強していないと、このように集団から遅れてしまいます。
 
 またマラソンには、ペースメーカーと呼ばれる人もいます。その人たちが中間地点までランナーを引っ張るのです。さあ、中学校では誰がペースメーカーでしょうか。先生ではありません。学級委員でもありません。私たち、全員だと思います。
 2年生の2学期からは、マラソンでいうと中間地点を越え、ペースメーカーがいなくなります。ここからは自分たちで進んでいくのです。そうすると、3パターンの人が出ています。まず、1人で集団から飛び出す人、つまり猛勉強をする人。次に自分のペースを保ちながら先頭から離れないようにする人、つまり毎日少しずつでも予習・復習をしている人です。そして、最後に集団から遅れて先頭集団が見えなくなる人、つまりまったく勉強をしない人。集団から飛び出さなくとも、先頭から離れないように日頃から勉強をしましょう。
 
 さて、3年生は30キロを過ぎたあたりでしょうか。もうここまで来たら、あと10キロは気合いと根性で乗り切るしかありません。もうそろそろ勉強を始めないとまずいです。今、始めれば、まだゴールできるはずです。ゴールとは、自分の進路を決めて、卒業をすることだと思います。
 
 さて、ここまで話してきたことをまとめます。1年生は、受験は先の話ではないと頭の中に入れておきましょう。それだけでもだいぶ違うと思います。2年生は、今からでも少しずつ勉強を始めていきましょう。そうすると後が楽になります。3年生はこの1年が勝負です。受験を乗り越えるためにも、頑張っていきましょう。

鶴孝太郎