11日の給食五目おこわ じゃがいものみそ炒め 凍み大根と凍み豆腐の煮物 牛乳 です。 今日で、東日本大震災から8年が経ちました。給食では、復興支援として、福島県飯館村で昔から食べられている料理を給食にアレンジして皆さんに食べてもらいます。 飯舘村は、自然豊かな美しい村です。「日本で最も美しい村」に加盟し、風景や文化を守る取組をしています。手間暇惜しまず、丁寧に、心を込めて、相手を思いやるという"までい"な生活文化が今も残っている村です。 東日本大震災の影響で避難指示が出ていましたが、平成29年3月に一部を除き解除になり、6年ぶりに村に戻れるようになりました。それでは、メニューの紹介をします。 主食は、「五目おこわ」です。飯舘村は夏も涼しいところです。その為、「うるち米」(給食に使っている普通の白いご飯)の稲が実らないこともあり、「もち米」を多く作っていました。もち米を使った「おこわ」は、季節によって、様々な具材をいれ、身近なごちそうとして食べられています。 主菜は、「凍み大根と凍み豆腐の煮物」です。凍み大根とは、雪の中で甘くなった大根を掘り起し、寒い屋外で凍らせ、軒下につるし乾燥させたものです。今回は、給食用にビニールハウスの中で乾燥させて作ったものを使います。凍み豆腐とは、固めに作った豆腐をカットし、凍らせ乾燥させたものです。寒い地方の冬の保存食である、凍み大根・凍み豆腐はうまみと栄養分が凝縮しています。給食では煮物にしていただきます。 副菜は、「じゃがいものみそ炒め」です。飯舘村では昔から各家庭で味噌を仕込み、先祖が手間を惜しまず作り続けてきた味を大切にしています。給食では揚げたじゃがいもをみそ炒めにします。飯舘村では家庭料理として親しまれている味です。 |