〇100年フードとは…？
　地域の食文化を、未来に向けて100年続けていくことを目指した、文化庁の取組です。現在、全国で300件の食文化が認められています。

〇今回の地域は…？　　千葉県
　千葉県の南房総エリアは海に面しているため、アジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれ、魚を無駄なくおいしくいただく文化が根付いています。青い魚(背青魚)は傷みやすいので工夫をしながらおいしく食べる方法を編み出してきました。
　　
〇伝統の100年フード部門　〜江戸時代から続く郷土の料理〜
　「なめろう」とは、魚を味噌などと一緒に細かくたたいた料理のことで、漁師さんが獲れたての魚を船の上でも食べやすいように調理したことが始まりといわれています。アジなどの背青魚は足が早いため、日持ちするよう「なめろう」をあわびのからに詰めて焼いた料理が「サンガ焼き」です。このように味を無駄なくおいしく食べる文化があります。