校長挨拶
校長挨拶
令和7年度を迎えるに当たって
校長 山川 毅
令和7年度が始まりました。保護者の皆様には、お子様の入学並びに進級、誠におめでとうございます。
私は、この4月1日に着任いたしました、山川 毅(やまかわ つよし)と申します。
本校は、開校28年目を迎えました。この長い歴史は、地域並びに保護者の方々が、「地域の次代を担う人材を育てる」という学校の役割を常にご理解くださり、あたたかく見守ってくださったからこそ、築かれてきたものだと思います。残念ながら、今しばらくコロナ禍の状況は続きそうですが、今年度も、生徒が集団の中でよりよい人間関係を築きながら、互いに高め合う教育活動を行っていきたいと考えております。年度当初にあたり、私の教育に対する考え方を少し述べさせていただきます。
本校の教育目標
すすんで学び 向上をめざす人(自学)
共に助けあう 思いやりのある人(共生)
心身を鍛え 最後までやり遂げる人(自立)
「よき社会人を育てる学校」
私は、中学校教育の役割は、「よき社会人」を育てることの基礎段階だと考えております。
・誠実さ 自分に与えられたことを、全力で誠実にやり遂げる人。
・協調性 他人と上手にコミュニケーションをとりながら、協力して物事を進めることができる人。
・粘り強さ 困難な課題に直面しても、諦めずに自分の力で切り開こうとする人。
「よき社会人」とは、“誠実さ・協調性・粘り強さ”、この3つを兼ね備えた人間だと考えております。鑓水中学校は、社会人としての基盤を身に着けさせるために、教職員が地域・保護者及び関係機関と連携して教育活動に取り組み、将来社会を担う、「よき社会人」を育成する学校を目指したいと思います。
この目標に近づく1つのポイントは、「褒める」ことだと考えます。私たち大人は、まず、生徒の光るところを見出し、生徒の可能性を引き出してあげなければならないと考えます。人は誰でも、人から褒められ認められることを望みます。人から認められる経験をした生徒は、「自分は大切されている」「自分は期待されている」という気持ちになり、自分に自信をもつことができます。そして、大切にしてくれている人のことを考えた思いやりのある行動がとれるようになり、やがて、「もっと人の役に立ちたい」という社会貢献の精神が育ちます。本校の教育も、生徒の良さを認め、可能性を引き出す教育活動を基本に進めてまいります。そうすることにより、本校の3つの教育目標の達成につながると考えます。生徒達が健やかに成長して、やがて本校を巣立ち、いつの日か社会の一員として活躍するために、教職員一同、頑張っていきたいと考えております。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。