自然のアルバム25 フジ

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≪今年はよく咲いています≫

☆学校の視聴覚室の西側のフジだなに、たくさんの
 フジの花がさいています。去年はまったく花をつけ
 ず、今年もだめかなと思っていたのですが・・・。

☆見事にたくさんのフジが咲いています。フジの花は
 マメ科の植物なので、花の形が独特で、たくさんの花
 が房のように咲いています。

☆この花はそのうち、マメができます。マメはたくさんの
 花がさいた割には少ないようです。この豆は冬の乾燥した
 ことに大きな音をたてて割れて、中の豆が20mくらいの
 距離飛び散ります。

自然のアルバム24 チゴユリ

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《とても小さくかわいいユリ》

☆今の季節の雑木林は最高です。いろいろな色の緑の葉が見られ、目にも優しい感じです。そんな中、雑木林の道の足もとに小さなユリがさいています。高さはせいぜい15cmほどです。

☆かん字でかくとむずかしいのですが、「稚児百合」(ちごゆり)となります。稚児(ちご)とは小さな子どもという意味です。小さな子どもたち(ちご)が雑木林ではしゃいでいることでしょう。

☆チゴユリなどのユリのなかまの花びらは何枚でしょうか。かぞえてみましょう。葉っぱをさわってみましょう。どんな感じですか。葉っぱにはどんなもようがあるかな。自分の目でしっかりみましょう。

自然のアルバム23 ハナイカダ

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《あれあれ?葉っぱの上に花が・・・》

☆葉っぱの上をよく見てください。花らしきものがみえませんか。緑色の花なので、はっきりしませんが花です。葉っぱをいかだに見立てて名前をつけたのでしょう。

☆この木は、恩方のあちこちに見られます。オスの木とメスの木に分かれています。メスの木には、葉っぱの上に実がなります。さて、どんな実でしょうね。

☆この葉っぱは、食べられます。春の山菜(さんさい)としてもゆうめいです。ゆでておひたしにすると、くせがなくて、けっこうおいしいです。

自然のアルバム22 シャガ

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《シャガんでよくみよう(ダジャレ)》

☆ごめんなさい。つまらないシャレです。でも、この花を見つけた時には、よーく観察してみてください。しゃがみこんでじっくりと見ると、とてもきれいなつくりをしています。

☆この花は、アヤメのなかまで、やや日がけのしめったところに生えています。この花は3倍体といって(むずかしいので説明はカット)花がさいても実ができない植物です。

☆花だけでなく、葉っぱも観察してみましょう。よくみると、何かのかたちににていませんか。そうです。カタナのようになっています。アヤメのなかまはみんなこんな葉っぱをしています。

自然のアルバム21 モウソウダケのタケノコ

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「おいしいタケノコ!」

☆学校の裏山で、2年生と飼育委員会の人が
 たくさんのタケノコをとってくれました。
 早速、給食でいただきました。とてもおいしかったです。

☆ごちそうさまでした。このタケノコは、モウソウダケ
 という竹のタケノコです。よく似たもので、マダケ
 という竹もありますが、マダケは節の輪が2つあります。

☆このタケノコ、一日にどのくらいのびると思いますか。
 副校長先生がある時、実験観察をしたのですが、
 何と!一日に50センチも伸びる時があり、おどろきでした。

自然のアルバム20  クサノオウ

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「魔法のマーカーペンのようです」

☆この黄色い花は、ケシ科の植物なので、
 花びらが4枚になっています。4枚の花 
 びらというのは他にはアブラナ科もあります。

☆この花の茎を折ってみると、黄色い汁(しる)
 がでます。この黄色を紙などにつけると、
 あら不思議!まるで、魔法のマーカーペンのようです。

☆ぜひ一度やってみてください。とても楽しいですよ。
 ただし、この草を口に入れたりはしないでください。
 なぜかというと、この草は毒草だからです。

自然のアルバム19 スズメノテッポウ

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「ピーピー草」

☆代かき前の田んぼには、スズメノテッポウが
 たくさん見られます。スズメノテッポウは、
 恩方の狐塚(きつねづか)にたくさんあります。

☆この草の穂(ほ)の部分を強くひっぱると
 穂がぬけます。そして、このぬいた部分に
 口をあてると、ピーピーと音がします。

☆はじめはなかなか音がでないと思いますが、
 何度もチャレンジすると、必ず音がでます。
 あきらめにずにやってみてください。

自然のアルバム16 ヤマアカガエル

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「♪やがて手がでる足がでる♪」

☆ある1年生の手のひらにのっているのは、ヤマアカガエル
 のオタマジャクシのようです。ヤマアカガエルというのは、
 大きさは5センチほどで、それほど大きなカエルではありません。

☆このオタマは、1年生が校庭の北側の水辺でさがしたもの
 のです。学校には、アズマヒキガエルとう種類のカエルも
 見られますが、こちらはとても大きなカエルです。

☆毎年、今ごろになると、アズマヒキガエルがたくさん見られる
 のですが、今年はとてもすくないようです。イノシシにたべら  
 れたのではないかと言う人もいるようですが、どうなのでしょう?

自然のアルバム18 クサイチゴ

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「いろいろなイチゴの花」

☆春にはいろいろなイチゴの花が咲きます。この
 クサイチゴは、大きな花弁で上向きに咲いています。
 よく似たモミジイチゴは、ほとんどが下向きにさきます。

☆ヘビイチゴの花も田んぼなどにその花を咲かせています。
 色は黄色です。ヘビイチゴは毒があって、食べられないと
 思っている人が多いようですが、それはまちがいです。

☆ヘビイチゴは食べても平気ですが、水っぽさがなくて、
 すかすかな感じでおいしいとは言えません。一番
 おいしいのは、やっぱりオランダイチゴでしょう。

自然のアルバム17 ワサビ

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「きれいな水の流れのもとに・・・」

☆ワサビというのは、とてもきれいな水のところに
 生育するもので、奥多摩などの沢でワサビ田を作って
 いるところがあります。

☆ワサビは、アブラナ科の植物で、花びらが4枚で
 やや辛い味がします。アブラナ科の植物やキク科
 などはほとんど食べても大丈夫なようです。

☆その反対に、ケシ科やキンポウゲ科などはあぶない
 ものがたくさんあるようです。この上恩方には、
 ある場所にワサビがたくさんみられますが、それは
 ひが3つ(ひみつ)です。

自然のアルバム15 ニリンソウ

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「真っ白な花が・・・」

☆学校の東に西には沢というものがあり、小さな
 流れを作っています。その水辺に真っ白な花が
 きれいにさいています。

☆よく見ると、花は1つではなくて、同じところから
 二つでています。それで、花が二輪あるので、ニリンソウ
 という名前になりました。

☆同じように一輪の大きな花を咲かせるものもあり、
 これをイチリンソウといいます。どちらもキンポウゲ科
 の植物で、他にもこの仲間はきれいな花が多いようです。

自然のアルバム14 ミヤマセセリ

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《春の雑木林でチョウを見つけよう》

☆明るい春の雑木林ですばやく飛んでいるチョウといえば、このミヤマセセリです。クヌギやコナラなどの葉っぱを食べるチョウです。さがしてみましょう。

☆日本には、モンシロチョウの仲間やアゲハの仲間など、大きく分けて8つのグループのチョウがいて、このセセリチョウの仲間はもっともガに近いと言われています。飛ぶのが早いのがとくちょうです。

☆ガとチョウはよくにています。昼飛ぶのがチョウ、羽を広げて止まるのがガ、きたいない色をしているのがガとか言われますがどれもまちがいです。大きなちがいは触覚(しょっかく)の形。またくわしく説明します。

自然のアルバム13 キランソウ

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「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」という別名もあり

☆青紫色の花は、キランソウという植物ですが、別の名前で
 ジゴクノカマノフタとも言われています。地面にびっしり
 と生えているからでしょうか。

☆このキランソウは、明るく日当たりのより草地などが
 すきなようで、学校のあちこちで見ることができます。
 
☆この植物も茎(くき)が四角いので、シソ科の仲間です。
 花は、独特な形をしていますが、この形もシソ科らしい
 ものです。

自然のアルバム12 アミガサタケ

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「にょっきりと・・・」

☆学校のある場所に、にょっきりと顔をだしたのは、
 アミガサタケというキノコです。

☆キノコというと、秋を思い出す人もいるかもしれませんが、
 春でも夏でもキノコは見られるものです。

☆アミガサタケには、いろいろな種類があります。キノコは
 よく知っている人に教えてもらってから食べないと大変な
 ことになるでしょう。

自然のアルバム10 ヤマブキ

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「山がゆれるようなので・・・」

☆ヤマブキという名前は、この黄色いお花が山のあちこちに
 さき、春の風にゆれているようなので、この名前になりました。
 ヤマブキは、はじめはヤマユレと言っていたのかもしれません。

☆用務主事さんが、池の近くに10本ほどのヤマブキをうえて
 くれました。今度、どんな花なのか、近くでじっくりと見て
 ください。

☆この花によくにたシロヤマブキという木もありますが、花が
 白です。また、花びらの数もちがっていて、ヤマブキは5枚で
 すが、シロヤマブキは?枚です。  (正解は明日!)

自然のアルバム10 ハナニラ

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「五感を使って観察しよう」

☆このハナニラという植物は、園芸(えんげい)植物
 といって、野生(やせい)にはえているものではなく、
 人間が育てたものです。

☆ハナニラという名前がついたのは、きれいな花で
 葉っぱがニラのにおいがするからです。ニラの花も
 同じような花ですが、もう少し小さいです。

☆植物を観察するときに、目で見るだけでなく、においを
 かいだり、手でさわってみたり、いろいろな感覚(かんかく)を
 使って観察することが大切です。五感を使った観察は、
 感性の育成に通じると思います。
 

自然のアルバム9 モミジイチゴ

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「そのうち、あまずっぱいキイチゴが・・・」

☆白くて大きな花が下向きにさいています。大きさの
 わりにはあまり目立ちません。それは、下向きに
 花を咲かせているからでしょう。

☆この花には、ハナバチなどの虫がよく蜜をすいに
 きています。ハナアブは、このような下向きの花に
 くることはできません。

☆この白い花が6月ころになると、オレンジ色のあまずっぱい
 きいちがができます。葉っぱがモミジのような形なので、
 この名前になりました。

自然のアルバム8 ヒメオドリコソウ

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「茎(くき)をさわってごらん!」

☆このヒメオドリコソウはあちこちにはえています。
 この小さな花をぬきとって、口ですうと、少しあまい
 味がします。蜜(みつ)のある花で、子どもたちもよく知っています。

☆ところで、このヒメオドリコソウの茎(くき)を
 テでさわってみましょう。何か気がつくことがありませんか。
 茎を手でくるくるやってみてください。

☆手でさわるとわかりますが、この花の茎は四角いこが
 わかります。どれも丸い茎のものばかりだと思ったでしょう。
 こんなかわりものもいます。なお、三角形の茎の植物もあるんですよ。

自然のアルバム7 ミミガタテンナンショウ

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「耳の形から名前がつきました」

☆このお花はあまりきれいではありませんね。
 形がちょっと耳ににているので、この名前が
 つきました。

☆もし、黒っぽいところが白だったら、ミズバショウ
 というとてもすてきな植物なのですが・・・。
 同じなかまでもずいぶんとちがうようです。

☆コンニャクやサトイモなども同じなかまの植物です。
 根っこを掘ってみると、いもがあるでしょうか。
 ぜひ、一度、チャレンジしてみるのも楽しいでしょう。







自然のアルバム6 コゴミ

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☆視聴覚室の北側に、にょっきりと葉っぱを
 広げているものが目につきましたか。植物の
 ようだけど、花は咲きそうもないようだし・・・。

☆これは、しだ植物のクサソテツというものです。
 別名をコゴミといい、春の山菜(さんさい)と  
 しても、とてもおいしいものです。

☆かるくゆでてから、おかかとマヨネーズ、
 それと、日本の生んだ最高の調味料である
 おしょうゆをたらしていただくと・・・。
 とっても「まいうー!です。
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