ゴースマイル!小宮小!

3月5日 理科室 二十四節気「啓蟄」

 今日は二十四節気の3番目「啓蟄(けいちつ)」です。「啓」は開く・開放する、「蟄」は虫が冬の間、土にこもる、といった意味があります。つまり、虫たちが地上に出てくるということ。これまでの寒さが和らぎ、あたたかな気候になってくる頃ということです。まもなく、色華やかな春の花たちもいっせいに花を咲かせるでしょう。
 一方で、この時期は雨の多い時期でもあります。関東から西の地方では、しとしとと雨が降り続くこの時期のことを「菜種梅雨(なたねつゆ)」と呼びます。菜の花が咲く頃の雨であることから、その名がついたそうですが、別名では「催花雨(さいかう)」とも言うそうです。菜の花をはじめ、さまざまな花を催す(咲かせる)雨という意味です。どちらにしても、花を咲かせるための雨なのですね。
 四季で考えると季節の変わり目である啓蟄は体調もそうですが、新年度が近づき環境の変化を感じるなどの心の調子も乱れやすい時期です。静かな春の雨の日には、心を落ち着かせ、これまでのことに向き合い、これからの楽しいことを考えてみるといいようです。
 3月に旬を迎える野菜は、タラの芽・よもぎ・フキノトウ・菜の花・ニラ・あさつき・新玉ねぎ・春キャベツなど、苦味や香りに特徴のある山菜や野菜が採れます。これらの野菜は、薬膳的にはイライラや不安を和らげてリラックスさせてくれると考えられているので、積極的に食べるようにするのもいいですね。 
 今日は気温が低めで、お昼過ぎから雨が降り出しました。土中から出てきた虫さんたちも頭を引っ込めてしまいそうですね。










 
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2月19日 理科室 二十四節気「雨水」

 今日2月19日は二十四節気の2番目「雨水」です。「雨水」とは、「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味です。今年の雨水は2月19日から3月4日です。雨水になると水が動き土が潤い始めるため、農耕の準備を始める目安にもなっています。春一番が吹くのもこの頃です。(2月15日に吹きましたね)
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、雪が降ることもあります。三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます。
 また、地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われています。これは、雛祭りは水に関係する行事で、雛人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、水が豊かになる雨水に雛人形を飾り始めると良縁がもたされると考えたからだそうです。3月3日も雨水期間です。直前や雛祭りの前日に飾る「一夜飾り」は避けましょう。
 例年、雨水の頃には梅の花が見頃を迎えます。梅は桜と並んで古くから日本人に愛されている花で、奈良時代には梅を鑑賞していました。全国各地の梅の名所では「梅まつり」が開催されます。雪をわけて咲く雪割草や甘い香りの沈丁花が咲くのもこの頃です。季節は少しずつ春に向かっています。
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2月7日 理科室 「氷があったよ!」

 一昨日は天気予報どおり、午前中から降り始めた雨がお昼には雪に変わり、夕方には校庭が真っ白になりました。子ども達は大喜びでしたが、小宮小の職員室では電車が止まるのでは、とヒヤヒヤしていました。夜10時頃には雪の降る中、雷鳴が聞こえました。これはとても珍しいことだそうです。
 校庭の雪はほとんどとけましたが、日かげではまだ雪が残っていて、かたい氷になっています。道路では「ブラックアイスバーン」と言って、一見黒い道路のように見えますが、表面が凍りついている状態になっていてに滑りやすくなっています。滑って転ばないように気をつけてくださいね。
 今朝、理科室に雪と氷を持ってきてくれた人がいました。授業が終わってみんなが帰る頃には、雪も氷もとけて水になっていました。立春を過ぎたとはいえ、春はもう少し先ですね。 








 
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2月4日 理科室 二十四節気 「立春」

 今日2月4日は二十四節気1番目「立春」です。暦の上では春です。「立」の字は新しい季節の始まりを意味します。今日の東京は曇り空で寒かったです…。まだまだ寒い日が続きますが、ここが寒い冬から暖かい春への転換点と考えると、気持ちも幾分前向きになれますね。 
 先日、歩いていると、梅や水仙が咲いていました。自然はちゃんと季節を感じているのですね。小宮小の梅も咲いているのでしょうか。ぜひ明日、見に行ってみてください。 
 ここからは、立春に食べると縁起の良い食べ物を紹介します。
・立春豆腐
 昔から「白い豆腐は邪気を払う」と言われていて節分と立春にお豆腐を食べるという風習があったそうです。できるだけ白いままのお豆腐を食べる方がよく、お醤油ではなくお塩でいただくのがおすすめだそうです。
・立春朝絞り
 節分の夜から一晩中もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりの生酒で朝できたお酒をそのままいただく祝い酒です。
・立春生菓子
 立春の朝に作られた生菓子のことで、その日のうちに食べてしまいます。桜餅やうぐいす餅、椿もちなどがあります。店頭には、桜色や鶯色の美味しそうな生菓子がお行儀よく並んでいました。季節を感じながら生活できるって素敵ですね。
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2月3日 理科室 節分

 今日2月3日は「節分」。節分とは文字通り節(季節)の分かれ目で、昔は立夏、立秋、立冬それぞれの前日のことを「節分」と言っていましたが、現在では立春の前日を「節分」と言います。
 節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式で、宮中で節分に行われていた追儺(ついな)という鬼払いの儀式が広まったものです。節分といえば「豆まき」ですね。
正式な豆まきは、
1 日暮れまでに福豆を準備する。
2 鬼が戸口から入るのを防ぐため「ヒイラギの小枝にイワシの頭をさしたもの」を戸口や玄関に飾る。(鬼はヒイラギとイワシが大の苦手たされているから)
3 午後8時〜10時頃開始。玄関、ベランダ、窓などすべての戸を開け放す。
4 年男が枡に入れた福豆を持ち、玄関から各部屋を回る。出入り口の所で「鬼は外、福は内」と2回ずつ繰り返し、声をかけながら豆をまく。
5 豆まきが終わったらすぐに戸締りをする。鬼を締め出し、福を逃さないため。
6 豆を自分の歳の数、または自分の年齢+1個を食べる。
参考まで。

今年の恵方は「東北東」です。
東北東を向いて、一言も話さず恵方巻を食べる人も多いでしょうね。
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1月20日 理科室 二十四節気「大寒」

 今日は二十四節気の最終節、24番目の「大寒(だいかん)」です。大寒は、一年で最も寒さが厳しくなる頃といわれ、一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。今日の東京の寒さはまさに大寒。この冬2回めの雪が降るかもしれませんね。寒くなると水は凍ります。日本三名瀑の一つである「袋田(ふくろだ)滝(茨城県)」が氷瀑になるのはよく知られています。高さ120m、幅73mの大規模な滝が凍るのは圧巻です。その一方で、「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉を耳にしはじめるのもこの時期です。寒い日が3日続くと、その後4日は暖かい日になり、凍てつく寒さのなかにも徐々に春の訪れが感じられる頃でもあります。大寒を乗り越えれば次の節気は「立春(りっしゅん)」。暦のうえでは春になります。立春の前日は豆まきで知られる「節分(せつぶん)」です。

 この時期におすすめの食材があります。一つめは「フキノトウ」。地域差はありますが、天然物は大寒の頃に芽吹きます。フキノトウの芽吹きは春の足音を感じさせるニュースとしても報じられますね。土の中から芽を出す様子は健気でとってもかわいいです。二つめは、独特な香りが特徴的な「春菊」。春菊は葉酸や鉄分を多く含みます。また香りの成分が自律神経に働きます。食欲の増進や、せきを鎮める効果があるので風邪予防に最適です。三つめは「りんご」。りんごは、皮にポリフェノールを多く含むので、苦手でなければ、皮をむかずに食べてみてください。抗酸化作用があり、コレステロールを下げる効果もあります。この時期が旬なのは「王林」や「ふじ」があります。旬の食べものは、栄養を豊富に含んでいます。季節の変わり目に近づく頃なので、免疫力を高めておきましょう。
 







  



 
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1月6日 理科室 二十四節気「小寒」

  今日1月6日は二十四節気の23番目「小寒」です。「小寒」とは寒さが厳しくなる時期という意味です。冬を6つに分けたうちの5番目の節気で毎年1月6日から1月19日ころにあたります。小寒に入ることを「寒の入り」といい、そこから立春までの30日間は「寒中」「寒の内」と呼ばれる1年で最も寒さの厳しい時期になります。気温が下がるだけでなく空気も乾燥しているので風邪やインフルエンザも流行しやすい時期です。
 小寒に決まった行事食はありませんが、1月7日は無病息災を願い「七草粥」をいただく慣わしがあります。春の七草であるセリ、ナズナ、ハコベラ、ホトケノザ、ゴギョウ、スズナ、スズシロはこの時期に育ちます。1月11日は鏡開きをして「鏡餅」をいただき、1月15日の小正月には「小豆粥」を食べます。つい食べ過ぎてしまいそうですね。
 
 今日の東京は季節外れの暖かさでした。でも、明日からは、少しずつ気温が下がるそうです。体調を崩さないように暖かくして過ごしてくださいね。
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12月22日 理科室 二十四節気「冬至」

 今日は二十四節気 22番目「冬至」です。冬至は一年で昼が一番短く、夜が長い日で、最も太陽の力が弱まる日ですが、冬至の次の日からは再び太陽の力が強くなることから「一陽来復」といって、この日を境に運が上向くとされていました。「一陽来復」とは「冬が終わって春が来ること」です。これが転じて「悪いことがしばらく続いた後に良いことが起こるということ」の意味で、冬至のことを「一陽来復」というそうです。
 冬至の日には、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりします。冬至の日にかぼちゃを食べるのは、冬至に「ん」がつくものを食べると「運」がつくと考えられているからです。にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、、うんどん(うどん)、なんきん(かぼちゃ)です。これらは「冬至の七草」として知られています。
 また、ゆず湯は本来は厄払いの禊だったそうです。冬至の次の日から日照時間ご増えていくので、太陽からの運を呼び込む厄払いとして身を清めていたようです。「ゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」という言い伝えもあるほど健康によいと言われています。ゆずは香りが強く、邪気を払うと考えられていました。また、ゆずは実になるまで長い年月がかかるため長年の苦労が実りますように、との願いも込められています。
 今日の東京の日の出は6時48分、日の入りは16時32分でした。朝の空気は冷たかったですが、空は青く澄み切っていました。
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12月7日 理科室 二十四節気「大雪」

 今日12月7日は、二十四節気21番目「大雪(たいせつ)です。「大雪」とは、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地でも雪が降る時期です。字のとおり大雪(おおゆき)になる地域もあります。今朝の八王子市の気温は2度、昼間は20度近くまで上がり、10月中旬並みの気温でした。小宮の丘から見えた景色がとてもきれいでした。
 この頃から日本にやってくるのが「冬将軍」です。18世紀フランスで活躍した将軍ナポレオンがロシアを侵攻しようとした際に厳寒が原因で敗戦したことから、厳しい寒さを人の姿に例えていうようになりました。正式には「シベリア寒気団」といい、シベリア方面から到来し、日本海側に雪を降らし、太平洋側には乾燥した冷たい空っ風が吹き荒れます。2月の「大寒」の頃と同じくらいの寒さになるので「真冬並みの寒さ」と表現されることもあります。
 大雪の頃から雪が盛んに降り出すため、雪国では雪の重みで木々の枝が折れないように雪吊りをするところが多くなります。石川県金沢の兼六園の雪吊りの様子を見た人もいますよね。
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12月2日 理科室 北海道でオーロラ観測

 12月に入り、ぐっと気温が低くなりました。
今朝の気温は今までで一番気温が低くなりました。北海道では−20度を下回るところもたくさんあります。冷蔵庫の中よりもっと寒いのですね。
 そんな寒い北海道で昨夜10時過ぎに「低緯度オーロラ」が観測されたとのことです。オーロラは地球の北極や南極近辺に見られる太陽の発光現象で、2日前に太陽の表面で発生したフレア(爆発)で発生したプラズマが地球に到達して、オーロラが発生したそうです。
 オーロラといえば青や緑がよく知られていますが、今回北海道で見られた低緯度オーロラはうっすら赤く見えました。幻想的ですね。
 冬の夜空は空気が澄んでいて月や星がとてもきれいにはっきりと見ることができます。あたたかかくして、夜の空を見上げてくださいね。
(写真1枚目は、12月1日に北海道名寄で見られたオーロラです。2枚目はアラスカで見られるオーロラです。)

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11月22日 理科室 二十四節気 小雪(しょうせつ)

 今日11月22日は二十四節気20番目「小雪(しょうせつ)」です。
 「小雪」とは、わずかな雪が降る頃という意味です。山などに雪が見られるようになりますが、それほど雪は多くないことから小雪と呼ばれるようになりました。この時期、昼間はそれほど冷えず、ときには春を思わせるような暖かな日になることがあります。今日のような日を「小春日和」といいます。夕方以降はぐっと気温が下がるので体調を崩さないようにしましょう。出掛けるときは重ね着できる上着やストールを持っていくといいですね。
 寒さだけでは風邪はひかないといいます。乾燥が加わるこの時期はウィルスを吸い込みやすくなります。ぬらしたタオルを部屋の中にかけておくだけでも乾燥対策になります。風邪予防におすすめなのはビタミンCなどの栄養も豊富なみかんです。また温かい鍋料理が美味しい季節。白菜、ほうれん草、春菊など旬の野菜をたくさん入れれば栄養たっぷりです。
 明日11月23日は年内最後の祝日、「勤労感謝の日」です。働くことや仕事そのものを大切な習慣として重んじ、国民同士が互いに感謝を示し合う日として1948年に制定された祝日です。勤労感謝の日の前身は、五穀の収穫に感謝して祝う「新嘗祭(にいなめさい)」です。この年に収穫された穀物を食すことを「新嘗」といいます。元々は、全国民の祭典のようなお祭りでしたが、勤労感謝の日ができてからは一部の神社で行われるようになりました。

「毎日、元気で楽しく働けることに感謝!」


 
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11月20日 理科室 小春日和

 先週末と今日の日中は、太陽の光に当たっているとまるで春を思わせるようにぽかぽかと心地よかったですね。11月頃から12月上旬のよく晴れて暖かく穏やかな日のことを「小春日和(こはるびより)」といいます。
「小春」とは旧暦では10月、現在使われている太陽暦では11月から12月上旬をいい、「日和」は、空模様のことを指し、よく晴れた天気のことをいいます。徐々に本格的な寒さがやってくる時期なので、夜になると冷え込みますが、日中は日なたに出れば暖かく春のような感じがすることから「小春日和」と言うそうです。冬型の西高東低の気圧配置になった翌日は移動性高気圧に覆われ、小春日和となることが多いようです。小春日和という言葉は春に使う言葉ではなく、冬の季語なのです。知らずに使うとちょっと恥ずかしい…かも、ですね。
 「小春日和」を使った例文を紹介します。
 ・日差しが暖かい小春日和の中、七五三のお参りをする子どもたちがいました。
 ・すっかりと冬の気配を感じる小春日和の日、紅葉狩りに出かけました。

 「小春日和の日は今週金曜日までかも…」





 
 
 
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11月9日 理科室 牛乳パックでレタス作り

 先日、テレビでレタスの育て方が紹介されていました。どこの家庭にもある牛乳パックを使ってタネから育てるというものでした。タネをまいてから数週間後には、牛乳パックの中でレタスが立派に育っていました。その様子を見て、やってみたくなりました。レタスのタネは4mmほどの小さなものです。
 10月初めに早速、小宮小の給食室から牛乳パックをいただき、カッターナイフで上面を切り抜き、側面には千枚通しで水の抜け穴を開け、土を入れて1cm間隔でタネをまきました。数日後には小さな芽が出てきました。思わず「かわいい!」と言ってしまいました。そして三連休が明けた今月6日、レタスっぽくなっていました。ここまで大きくなると牛乳パックではせまいのでは…と思い、朝早く登校していた四年生と一緒に一つずつ鉢に植え替えました。さらに大きくなって、もっとレタスっぽくなっていくことでしょう。サラダにできる日を楽しみに毎日四年生と観察しています。
 
「タネの生命力って、すごい!」











 
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11月8日 理科室 二十四節気 立冬

 今日は二十四節気19番目「立冬」です。
「冬が立つ」と書くように、冬の兆しが見え始める頃で、空気がぐっと冷たくなり、冬の気配を感じる時期です。暦のうえでは立冬から冬に入り、立春の前日までが冬になります。
 この時期になると冬の使者「木枯らし」がやってきます。その名の通り、吹くたびに葉を落とし、まるで木を枯らしてしまうように見えることからそう呼ばれています。西高東低の冬型の気圧配置になってから、風速8m以上の北寄りの風が吹くと「木枯らし1号」と発表されます。ただ、今年は11月に入った今週も夏日が続きました。これはかなり珍しいことだそうです。今日も半袖半ズボンで過ごす子どもたちも多く見られました。とはいえ、やはり11月です。一日の気温差が大きいと、体調を崩しやすくなります。今週末あたりから、この時期らしい寒さになるそうです。
 文化祭前の大事な時期です。梨や柿、リンゴやさつまいも、ゆずや銀杏、春菊、大根、ごぼうなど立冬に旬を迎える食材から栄養を摂り、よく寝て、しっかりと体調管理を行いましょう。

「みんな元気で文化祭当日を迎えましょう!」
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10月24日 理科室 二十四節気 霜降

 今日は二十四節気18番目「霜降」。霜降とは朝晩の気温が一段と下がってきて、霜が降りることを意味しています。このひとつ前の節気は「寒露(かんろ)で、寒くても凍っていない露(つゆ)でしたが、霜降では凍って霜になるのです。霜降の時期は晩秋で、多くの地方は気温が10度台まで下がってきます。霜が降りるには地表面が氷点下、地表面よりも高い位置で観測する気温が3〜4度くらいであることが多いです。またこの頃は、東北地方や本州の高山では紅葉が見頃となり、紅葉全然が本州を南下するとともに各地で寒さも増していきます。
 霜降のころの旬のものは、鮭や柿です。この時期に産卵のために戻ってきた鮭は「秋鮭」と呼ばれ、さっぱりした味わいで美味しいです。イクラや白子もこの時期が旬です。また、出荷の最盛期を迎える柿は、ビダミンCを多く含み、冷え込んできて体調を崩しやすい霜降の時期に嬉しい果物です。
 一日の気温差が大きいこの時期。衣服で上手に体温調節をし、睡眠時間を充分にとり、ご飯もしっかり食べましょう。

「みんなで二学期後半を元気に乗り切りましょう。」

 
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10月17日 理科室 ヘチマの実、収穫!

 今年のゴールデンウィーク後に植えたヘチマの苗は夏の間に成長し、大きなヘチマの実がたくさんできました。「ヘチマって食べられるの?」と子供たち。そうですよね。食べられるか、食べられないのか。どんな味がするのか。とっても重要です。調べてみると、ありました!ヘチマ料理!作って食べる機会があればぜひ試してみてくださいね。
 ヘチマは食べるというよりは、ヘチマ水を利用した化粧水や実の中身を利用したヘチマのスポンジ(たわし)などのように、生活用品として使われていることの方が多いようです。わたしの祖父(大正生まれ)は、畑にヘチマをたくさん育て、できた実を乾燥させてスポンジとして体や食器などを洗っていたそうです。
 今年はたくさんヘチマの実ができたので、スポンジ作りに挑戦しようと思います。ヘチマの実を適当な大きさに切り、熱湯で30分くらい煮ます。その後水で冷やすと、ヘチマの分厚い皮がズルッときれいにはがれます。この時、タネも取っておくと、来年植えることができます。皮が取れた中身を乾燥させるとヘチマのスポンジの完成です。乾燥したままのヘチマのスポンジで腕を擦ると痛いのですが、水につけてみると、だんだん柔らかくなり、腕を擦っても痛くありません。これなら体を洗っても大丈夫そうです。
 上手にスポンジができたら皆さんに見てもらいたいです。 

「ヘチマのスポンジを作ってみたい人、いますか?」
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10月8日 理科室 二十四節気 寒露

 今日は二十四節気17番目「寒露」。寒露とは草花に降りる冷たい露のことです。朝晩の冷え込みが感じられる一方、空気がキリリと澄んで日中は秋晴れの日が続き、過ごしやすい時期です。徐々に夜の時間が長くなり、夜長には美しい月を眺めて楽しむことができます。また、ようやく夏の疲れが取れて体力も回復する時期でもあります。

 秋に旬を迎える食材は、サツマイモやサトイモなどのイモ類、カボチャ、キノコなど多種多様。夏の間に日差しをたっぷり浴びて栄養を蓄えた食材を取り入れ、冬の寒さに負けない体作りをしておきましょう。

 寒露の頃に行われる伝統行事もいろいろあります。長崎県「長崎くんち」、熊本県六殿神社「流鏑馬(やぶさめ)神事」、沖縄県「那覇大綱挽(おおつなひき)」などです。長崎くんちは今年4年ぶりの開催になったとか。お祭りは見ている側も楽しく、元気になりますよね。

 10月5日、富士山にも初雪が降ったと甲府地方気象台から発表がありました。平年より3日遅かったそうです。着々と季節は冬に向かっています。今朝の東京も今季一番の冷え込みだったそうです。

『季節の変わり目です。暖かくしてお過ごしくださいね!』

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9月22日 理科室 二十四節気 秋分

  明日9月23日は二十四節気16番目「秋分」。昼と夜の長さがほぼ同じになる日「秋分の日」です。天文学に基づき祝日を決定することは世界的に珍しいそうです。
 春分の日は、その日を境に夏に向かって1日の日照時間が長くなる一方、秋分の日以降は秋の夜長に向かい、1日の日照時間が日に日に短くなっていきます。厳しかった残暑に目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

 秋分の日は以前「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)と呼ばれていて、歴代天皇ならびに皇族の霊をまつる儀式を行う日でしたが、1948年に「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」日として「秋分の日」と改名され、日本国民の生活に深く根づく祝日になりました。

 「秋分の日」は「彼岸の中日(ちゅうにち)とも言われます。秋の彼岸は秋分の日と前後3日間を合わせた7日間のことで、初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」、ちょうど間の秋分の日を「彼岸の中日」と呼びます。お彼岸は日本独特の風習で、平安時代から存在していたそうです。仏教の世界では先祖のいる悟りの世界を「彼岸(ひがん)」、今私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」と表すそうです。秋分の日は昼と夜の長さがほぼ等しくなることから、この日は彼岸と此岸の距離が最も近い日と考えられ、先祖への感謝の気持ちを表しやすい日だと考えられるようになりました。これがお彼岸の由来です。こうしてお彼岸である秋分の日前後は、先祖を敬い、感謝を伝えることができる日としてお墓参りに行ったり仏壇に手を合わせたりするなど、先祖の供養をする日となりました。
 私たちが今このとき、この場所に存在するのも、先祖の方々がいたからですね。感謝です。受け継いだ生命を大事にしていきたいと思いました。

 さて、先日紹介した理科準備室の入り口上にいたアゲハのさなぎ『ツヨシ』は、20日午前、無事羽化し、クロアゲハになりました。昼前には羽がしっかり開いて、小宮駅の方に向かって飛んでいきました!
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9月14日 理科室 元気でね!

 9月半ばになり、朝夕は涼しく感じるようになっても、日中は30度を超える毎日が続いています。そのためか、アゲハの幼虫がまだ柚子の葉にいました。理科室前の廊下に置いておくと、幼虫が大きくなっていく様子を通りかかった子どもたちが見ていきます。
 「昨日は(体が)黒かったのに、今日は緑になってる! どうして?」「昨日までここ(柚子の葉)にいたのに、いなくなってる。どこに行ったのかな?」「なんであんな高いところで、サナギになったの?」という会話も聞こえてきました。どうしてでしょうね。でも、ちゃんと理由があるのですよ。どうしてか、わかったかな?
 
 先週、理科室に掃除に来てくれている5年生が、柚子の葉から床に落ちて動かなくなっている幼虫を見つけました。すぐに柚子の葉にもどしてあげました。「大丈夫かな。もうだめかな…。」と心配そうに見守る5年生。次の日、その幼虫は元気に柚子の葉を食べていました。掃除当番の子の一人が「すごっ! 強っ!
この幼虫の名前は「ツヨシ』に決めた!」「なんで『ツヨシ』なの?」と聞くと、「生命力が強いから」と。なるほど、ちゃんと理由があるのですね。
 
 『ツヨシ』はまだ、理科準備室の入口上にいますが、昨日無事に1匹、2時間目の授業中にアゲハチョウになりました。羽を広げ、パタパタ動かして理科室の中を飛び回りました。その後、中休みにアゲハチョウが体育館の方に飛んでいくのを一年生と一緒に見送りました。一つの生命が無事につながりました。 


 『バイバイ! 元気でね! 鳥さんに食べられないでね!』(1年生)

  
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9月11日 理科室 自由研究 6年生

 6年生のオープンスペースにも夏休み自由研究がありました!
 毎日、生活している中で「なぜかな?」「どうしてかな?」と思ったことや、「実際に見てみたい」「やってみたい」と思ったことに取り組んだ内容でした。
 絵や図、写真やリーフレットを使いながら、自分なりの考えや感想をまとめていました。また新たなことを学ばせていただきました。

 理科で学ぶことは、知らなくても生きていけるし、知らなくても困らないかもしれません。
でも、知っていると便利だったり、生活に役に立ったり、時には自分や他の人の生命を守ることにつながることもあります。
 当たり前のことでも「どうしてかな?」と思えると楽しくなります。さらにその「どうしてかな?」の理由が分かれば、もっと理科が楽しくなります。

 『いろんな「なぜ?」「どうして?」を見つけてみましょう!』
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