新型コロナウイルス「デルタ株」の知見と対策

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ひとつ前のHPで、「心配しすぎはよくない」とお話ししました。
正しい知識情報は必要です。
八王子市の感染症対策の会議にも参加されている、前八王子市公立小学校長会長の先生から、いただいた情報を何回かに分けて情報提供いたします。
新たな感染症との戦いですの、「これが絶対正しい」というものはないかもしれません。
ちまたのうわさや、ネットの書き込みではなく専門家が話している内容なので参考にしてください。
 
新型コロナウイルス「デルタ株」の知見と対策
「週刊新潮」2021年9月2日号 掲載より再編集(9/1(水) 5:56配信)

・東京都医師会 角田徹副会長
・大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授 宮坂昌之
・浜松医療センター感染症管理特別顧問 矢野邦夫医師

現在、多いのは家庭内感染で約65%、続いて職場感染が約15%。
デルタ株では、たとえば5人家族に感染者が1人出ると、5人全員が陽性になってしまうことが多い。
最初の武漢株の2・25倍と感染力が強いから。
ただし、毒性が強くなっているとは感じられない。
いま入院している方は、8割以上が60代以下で、ほとんどがワクチン未接種。
重症者は増えているが、それは重症化率が高いからというより、感染者の数が多いからという認識。(角田)

人間に備わる免疫の一つが、入ってきた異物をとりあえず攻撃する自然免疫で、子どものほうが大人より強い。
子どもは種々のワクチンを打ち、自然免疫が鍛えられているから。
ところが、ウイルスの数が増えすぎると、子どもでも最初の関門である自然免疫が突破され、体内への侵入を許してしまう。(宮坂)

カナダのオンタリオで出された論文には、0〜8歳児は、それ以上の年齢とくらべて1.5倍ほど、他人にウイルスをうつしやすいと書かれ、0〜3歳児はその傾向がより顕著。
子どものほうが親との接触が多く、喋ったり周囲に触れたりするからだと思われる。
米CDC(疾病予防管理センター)の実験では、感染経路の99・99%は飛沫で、環境(接触)感染はほとんどない。
アルコールなどで繰り返し環境消毒をしている家庭や施設が多いが、マンパワーを飛沫対策に回したほうがよい。(矢野)
 
Q.小学校、習い事に行かせてよいか?
いま、多くの人が学校の再開を怖がって、学級閉鎖や休校を口にするが、慎重に進めてほしい。
子どもがどういう状況で感染するかを調べた米国の研究によると、最も感染が少ないのは対面授業だった。
生徒がマスクをしっかり着用しているか、教師が監督しているからだろう。
逆に感染が多かったのは、課外活動やパーティーなど。
管理されている対面授業は安全だと認識してほしい。
また、休校にすると、子どもがいる医師や看護師が働けず、医療が崩壊する。
学校生活は子どもにとって大切な場で、塾や習い事は継続しなければ子どもにとって意味がない。
換気頻度を増やし、季節によっては窓を開け放したりしながら、継続すべき。
そして子どもたちには、手洗いやアルコール消毒をしっかりさせることだ。(矢野)
デルタ株でも子どもは重症化しないので、大人が危ないという理由で、彼らの学校生活を奪うべきではない。
急ぐべきは12歳以上のワクチン接種。“学校をどうする”と考えるより、ワクチン接種に注力するほうが建設的。(宮坂)

※八王子市教育委員会や船田小も、やみくもに休校にする計画や考えはもっていません。
100%の安全は、残念ながら保障できません。
それでも、ワクチン接種と同じで、メリットとデメリットとを比較して実行すべき(学びを進めるべき)と平田は考えます。
もちろん様々なお考えはあると思います。
一緒に悩み、検討し、「今考えられるベスト」を模索していきたいと思います。
(船田小学校 664-1482)

写真:休み時間後の手洗いの様子
 低学年も(写真上・1年生)高学年も(写真中・6年生)、ある程度の時間をかけ、泡立てて(写真下)手指の清潔を心がけています。
全員が、いつも行うことが感染防止には大切です。
学校ではもちろん声掛けしていきますが、ご家庭でも、兄弟やご家族も皆さんでよろしくお願いします。
(校長:平田英一郎)
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