船田小の池、池の亀

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船田小には校長室の前に池があります。
亀が2匹住んでいます。

ワクチン接種会場としての体育館を使用して頂いていた際、船田小にいらした方が「汚い池だねえ・・・!」とつぶやいていらっしゃるのを耳にしました。
それには訳があるのです・・・。

校長の平田が船田小に着任した際、「池の水をきれいにしよう!」と、用務主事さんや飼育委員会担当の先生と池の水を抜いて「大清掃」を行いました。
そして、ポンプで水を循環させ、きれいな水がいつも涼しげに流れて・・・。
と想像していましたがどこかで水が漏れてしまうようで、循環させるとどんどん水が減ってしまいました。
池を作りに直すには莫大な費用がかかってしまいます。
そこで池の水を循環させる事はあきらめました。

また、きれいにすると見た目は良いのですが、中の生き物たち、亀はもちろんですが微生物や水中の生物なども暮らしにくいようでした。

江戸時代に読まれた狂歌を思い出しました。
 「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」

江戸中期、白河侯であった松平定信が「寛政の改革」を行いました。
厳しい財政改革が経済を停滞させ、文化も廃れさせて、民衆による強い反発から6年で幕を閉じたと言われています。
この狂歌は、たとえ腐敗政治だったとしても、生活も豊かで文化も花開いた以前の華やかな「田沼時代」が恋しいと、失脚した老中田沼意次を民衆は懐かしんで読まれたそうです。

 水清ければ魚棲まず。
 綺麗すぎる水の中では、魚は生きられない。
 生き物は、綺麗すぎると生きられないように出来ているのでしょう。
 魚がそうであるように、多少の汚れや濁りは外敵から身を守るには必要だし、食物連鎖のないところで生きていけるはずもありません。

そうは言っても、ちょっと汚すぎるので、子どもたちが「亀釣り」をするために、あるいは「餌をあげる」と称して池に入れた葉っぱを取り除き、ホースで水を入れて汚れを「薄め」ました。

関係あるのか無いのか。
水の中だから夏バテもないのか
亀は今日も食欲旺盛です。

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