6月29日(火)雨天のため放送で全校朝会を行いました。
今日は、校長講話として
1) 5・6年生の移動教室での活躍の様子。
船田小の高学年としてふさわしい立派な行動だったことについて
2)「思いやりの気持ち」をもって行動できるようになりましょう。
「思いやり」とは、自分に向かいがちな目を相手に向け、相手の立場になって考えることです。
と言う2つのお話をしました。
詳しくは ☆追記☆ をクリック
着席しての講話だったので、いつもより長めです!
(校長:平田 英一郎)
追記
< 思いやり >
令和3年6月29日(火)全校朝会(放送)
雨の朝ですね。今日は放送で全校朝会を行います。
静かに席に座って放送に耳を傾けてください。
準備は良いですか?では、始めます。
今週は火曜日に全校朝会を行っています。
昨日は6年生がお休みだったからです。
なぜ6年生がお休みだったかというと、・・・そう、日光移動教室に先週の土曜日まで行っていたので、土曜日の代わりに月曜日がお休みになりました。
6月14日(月)は5年生がお休みでした。
12日(土)まで清水の移動教室に行ったので、6年生と同じように土曜日の代わりに月曜日がお休みになりました。
今日の校長先生お話は、5年生6年生の移動教室での活躍のことと、そこで見ることができ感動した「思いやり」についてお話ししようと思います。
<5年生>
まずは、先に出かけた5年生のお話から
・初めてお家の人と別のところで泊まった人も多かったですね。
布団を自分でたたんだのも初めて、お家の人以外とお泊まりしたのも初め、そんな人も多くいたと思います。
自分のことは自分で行い、お友だちに迷惑をかけない。そんな行動を心がけることができました。
・1日目、小石アートに挑戦しました。
海岸にあった石に想像力を働かせ自分なりに色を付けて芸術作品に仕上げました。
ポスカなど使う材料は限られていたのですが譲り合って上手に使えました。
・その後、海に出てカヌーに乗りました。
一人乗り二人乗り2種類ありました。
特に二人乗りは息を合わせてパドルを漕がないと波や風、潮の流れに流されてしまい思う方向には進めません。
コツをつかみ、声を掛け合って進めることができるようになりました。
・時間を見て声を掛け合うことができました。
朝5時に起きて魚市場の見学に行ったのですが、眠い目をこすりながらも時間を守って行動することができました。
・お茶の葉っぱ、茶葉を揉んでお茶を作る「茶揉み体験」では、密にならないように譲り合って活動することができました。
多くの場面で「思いやりの気持ち、行動」を見ることができました。
<6年生>
そして先週日光に出かけた6年生
・2回目の移動教室。泊まる日数が倍になり、一緒に行動する日数も3日間になりました。
5年生の移動教室も一緒に行っている校長先生は、6年生が5年生の時の経験を十分に活かしていたように思いました。
それにプラスして何ができるか。
そこが大切だったと思いました。
・1日目は日光東照宮に出かけました。突然の大雨。かさを出す暇も無くびしょ濡れになる人もいました。傘に入れてあげたり、上着を貸してあげたりして、助け合えました。
・次の日光彫りの体験の前にバスの中で着替えました。バスのトランクの中にある大きな荷物から着替えを出す際、自分の荷物でなくてもバスの中に持ち込み、短い時間で着替えを出すことに成功しました。
・足湯に入る際も場所を譲り合い、座るところを濡らさないように気遣うこともできました。
・2日目の刈り込み湖へのハイキングに行くとき、励まし、気持ちを盛り上げてくれるお友だちがいました。
本当に辛いときに声をかけてくれる。
そして、さらに大変になったら荷物を持ってくれる。
そんな、思いやりの場面をたくさん見ることができ校長先生は嬉しかったです。
雨の予報だったので最後まで歩けずUターンしてきましたが、6年生の励まし合い、ともに頑張る姿を見たおかげか、刈り込み湖がより美しく見えました。
・ルール違反を犯した友達に、「ダメな物はダメ」と話せるお友だち関係も見られました。
もしなにか、困った場面「どうしよう」と悩んだときに、正しいことを言ってくれるお友だちがいて、正しい方向に導いてくれる。
さすが船田小の6年生だなと感心するとともに、頼もしく思いました。
これからも、そして、卒業してからもそんなお友だちは大切にして欲しいなあと思います。
<思いやり>
思いやりとは、自分に向かいがちな目を相手に向け、相手の立場になって考えることだと校長先生は思います。
人を思いやることは、人間関係を円満にするだけではありません。
円満というのは自分も含め他の人とも気持ちよく生活することです。
自分本位・自分勝手な心を抑えること、その訓練にもつながります。
自分のしたいことばかり言ったり、やったりすることなく、相手の立場になって行動できることは大切ですね。
<1年生>
1年生がてるてる坊主をプレゼントしてくれました。
おかげで大雨に降られ濡れてしまったのは1日目だけですみました。
あのてるてる坊主がなかったら、梅雨のこの季節なのでもしかしたら「3日間とも大雨」なんてことになり、行動しにくい日光移動教室になっていたかも知れません。
これは、1年生からのいつもお世話になっている6年生への「感謝の気持ち」とともに「思いやり」の気持ちで、神様も、いや日光だから神様ではなく徳川家康公かな?「1年生の思いやりの気持ちに応えてあげよう」と雨を減らしてくれたのかも知れませんね。
反対に、相手の立場や気持ちを考えていない人はいませんか?
自分のことだけ考えて行動したり、勝手な発言をしたりしている人はいないでしょうか?
自分の心に胸に手を当てて 時々振り返ってみることも大切ですね。
<まとめ>
今日は、5・6年生の移動教室での活躍、「思いやりの気持ち」をもった船田小の高学年としてふさわしい立派な行動についてのお話と、
「思いやりの気持ち」をもって行動できるようになりましょう。
「思いやり」とは、自分に向かいがちな目を相手に向け、相手の立場になって考えることです。と言うお話をしました。
梅雨の時期は雨のために外で遊べず、教室で過ごすことが多くなります。
廊下や階段を走り回るのは思いやりのある行動でしょうか?
教室で大騒ぎをするのは思いやりのある行動でしょうか?
相手の立場になって考え行動できると良いなあと思います。
そして、船田小の皆さんならきっとできると思っています。
「やればできる!」です。
正しく行動していきましょう。