「今、自分に出来ることを」冬休みに向けて連日のようにコロナ新規感染者や重症患者のこと、医療現場が逼迫(ひっぱく= 行き詰まって余裕のなくなること。事態が差し迫ること。)していると言うニュースが流れています。 慣れっこになってしまい、麻痺してしまっている人はいないでしょうか? 都の人口13993721人(令和2年8月1日現在)に対して、都民の累計感染者数50890人(12月19日現在)です。つまり、都民275人に一人がコロナに感染している計算です。今や誰が感染してもおかしくないぐらいの状況になってきています。 もちろん自分もですが、感染しないように、今一度初心に返って「今、自分に出来ること」は何なのか、「今、しなければならないこと」は何なのかを考えてみる必要があるのではないでしょうか。 非常事態宣言が急に出された4月の頃と比べると(4月7日、7都府県に出されました。随分昔な気がしますが8ヶ月ほど前です)、どのように対応すれば良いのか分かってきたことも少なからずあります。 過敏になり過ぎては気持ちがもちません。必要以上に恐れず「正しく恐れる」ことも大切です。 こんな事もありました。船田小児童に「校長先生、この前の日曜日に自転車に乗ってるの見かけました。マスクしてなかったでしょう。」と声をかけられました。「外で走ったり自転車に乗ってトレーニングするときにはマスクしないよ。」と答えるとびっくりしていました。 もちろん、お店に入る等屋内や、物理的にソーシャルディスタンスが取れない時(道が狭い等)は口を覆ったりはしますが、ソーシャルディスタンスが取れる時はマスクをつけなくても良いことは言われて久しいことです。熱中症が心配な時期は、わざわざ晴れていても傘をさして距離を保ち、屋外ではマスクを外すことを奨励されたほどです。もちろん常にマスクを付けていれば間違いはないでしょうが。 コロナとは必ず長い付き合いになります。必要以上には神経質にならず「正しく恐れる」ことをしていく必要があると思います。 一人一人の努力や我慢で、今ここで食い止めないと、医療機関が休みに入る年末年始は大変なことになります。今でさえ「医療は逼迫している」と言われているのですから。 医療関係者の方を含め(最近使われなくなってきましたが)エッセンシャルワーカーの皆さんは、クリスマスもお正月も返上してコロナと戦うことになります。家族との団らんはまだ先のことです。 神経をすり減らしてコロナと戦っている医療関係者の方たちと共に、私たちも「今 自分にできること」を考えそして実行して、一緒にコロナと戦っていきましょう。 写真:コロナのことを考え、今後のことを考えると様々心配になります。 「心配しすぎはダメ」と記事に書いたばかりですが、そりゃ心配です。 でも、大空の雲を見ると、「人間の心配なんて、ちっぽけだなぁ」と一時(ひととき)だけホッとできる気がします。 |